山陽新幹線「新岩国」

　次に向かった新幹線の閑散駅は「新岩国」駅。新岩国は広島の隣の新幹線駅ながら、ほとんど降りる人がいない、西日本で1,2を争う新幹線の閑散駅なのだという。

　どんな感じか、ちょっと行ってみますか！

　新岩国の駅を出るとある建物は、ローカル私鉄の駅、一軒の土産屋、一棟のビジネスホテル、それに数軒の民家、そして無数の駐車場だった。駐車場多すぎ！

　あと客待ちのタクシーも多かった。いろいろ駅ナカを探検した後に駅の外に出たからぼくが最後の客だったのだろうけど、でもタクシーは何台も客待ちしていた。これがのんびり生活、スローライフのひとつかもしれないと思った。

　さて、そんな新岩国駅でプッシュしているのが、日本三名橋のひとつ「錦帯橋（きんたいきょう）」だ。…ごめん、「錦帯橋だ」と知ったかぶってみた。錦帯橋という名前を大学時代に聞いたけど、その実はぜんぜんしらないのだ。

　埼玉の大学に通っていたころ、フランス語か英語の授業のときに、何か観光地案内する例文を作れといわれ、広島出身の同級生が誰もが知っていると思った錦帯橋を例に例文を作ったところ、学生はおろか、心は既に埼玉県民の外人講師ですらも錦帯橋を知らないため、みな目がテンになったという記憶だけがある。

東京一極集中はいけないよね。

　と無理矢理まとめてみたところで、錦帯橋のプッシュぶりを見ていただきたい。

　新岩国駅でそこまで錦帯橋をプッシュされると気になるのが世の常。バスに乗って錦帯橋にいってみた。

　錦帯橋は木造の5連のアーチ橋。確かになかなか見れない逸品でしたぞ。新岩国駅といえば、錦帯橋なのだ。あと駐車場。