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ロマンの木曜日
 
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高校入試過去問も

問題集だけでは解答のサンプルが少ないので、各都道府県の公立高校入試問題を地方新聞のサイトなどからさがして、xやyの値を問う設問をピックアップし、サンプルに加えた。


図形の問題なんてさっぱりわからない

例題

では、今の中学生はどんな問題を解いているのか、ある公立高校の問題を紹介しよう。

問)3辺の長さが7cm、5cm、3cmの三角形を各辺ともxcmずつ長くして直角三角形にしたい。xの値を求めなさい。

さて、どうだろう。
僕はそれほど直角三角形にしたいとも思わないので、xの値を求める必要もないのだけれど、受験生はそうもいってられない。
ちなみに正解は、

答)三平方の定理より
(7+x)^2=(5+x)^2+(3+x)^2
49+2x−15=0 (x+5)(x+3)=0
x=−5,3 x>0 より x=3(cm)


だそうだ。
中学生ってすごい。


xが193問、yが76問集まった

集計結果

という具合にxとyの値を集めたところ、驚くべき結果がでた。
xの答えとして最も多いのが”2”で193問中31問で16%。
”3,−2”を含めた上位3つで34%と3割を超えた。
yに至っては”−1”が76問中18問で、なんと23%と4分の1近くを占めたのだ。
予想以上にxとyには決まった答えが多いのである。
これは衝撃の結果だ。


xは116%が2だ
yは23%が−1だ

結論

 

 
 
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