赤いタコで結ばれて

林：酒飲みながらお客さんと気さくに話ができたのが嬉しかったです
工藤：それがいちばん楽しかったです。
林：ふだん聞けない記事の感想が聞けました
林：ラジオの工藤さんのひとことをなくさないで！って言われました
工藤：あれはうれしかったです。
林：正直、わすれてました。
工藤：僕もです。
工藤：でもがんばります。

工藤：喫煙所のところで、知らないお客さんどうしが記事の話しをしていたのがとてもうれしかったです。
林：いいですね
工藤：みんなで共通の話題があるので、話しがすすむんでしょうね。
林：ライブハウスってそれが醍醐味ですよね
工藤：ありがたいです
林：もしこれがきっかけでつきあったとしてもデイリーのイベントに来てもらいたいです
工藤：カップルになったらほかに楽しいことがいっぱいありますからね。
林：そう、それが強敵。
工藤：観覧車のってた方が楽しい
林：たしかに。うーん、じゃあいいか。
工藤：そうですね、二人の幸せのためにも。
工藤：関係が悪化したらイベントにきてあの頃を思い出してもらう
林：タコにからまれてたよね、あの日、とか
工藤：二人をつなぐ赤いタコ
林：なんか直接的じゃないですか、その表現は。
工藤：赤いタコ

林：スライド見るときに、座布団に座ってもらったけど足と足が触れあったりしてたんでしょうね
工藤：「あれ、すいません…」みたいな感じで、ほほを赤らめ
林：共通の話題もある
工藤：そうですね、つきあう要素しか見えませんね
林：僕ら、こういう話から離れませんね
工藤：本題に全然近づきませんね

いままでにない若者が来てくれた

林：チケットを安くしたせいで、若者がたくさん来てくれました。
工藤：中学生がひとりで来てくれたり、
工藤：家族みんなで来てくれたりでうれしかったです。
林：ひとりできてる中学生には、それは23年前の僕ですね。
工藤：僕も同じにおいを感じたので、やさしくしちゃいました。
工藤：ビールでも飲む？って言いそうになってしまいました。
林：僕、ほんとにフード買って配ってました
工藤：みんな、当惑してましたよ。たべてもいいんですかー？って。
林：もう、やりどころのない嬉しさが
工藤：でも、みんな食べてました。
林：肉はつよい

林：そう、高校生の女の子がきてて、
工藤：はい
林：これまでの夜のイベントは親が許してくれないから行けなかったが、これはOKだったと言ってました
工藤：いい話です。
林：お父さん、いい判断、と思いました。
工藤：高校生の女の子を夜に繁華街に行かせてはいけません
林：こういう話を聞いて、お父さん側の気持ちになるようになりましたね
工藤：そうなんですよ
林：抜け出して来ちゃえよ、じゃなくて心配する側
工藤：尾崎豊ではもうないです
林：ジャンボ尾崎でもない
工藤：最初からジャンボではなかったです。

工藤：ひとりで来ていたお客さんが、帰り際に緊張感のない笑顔になっていたのがうれしかったです
林：次回はひとりのお客さんに積極的に話しかけましょう
林：お水はいかがですか？
林：いや、それじゃウェイターか
工藤：僕は積極的にカメラをほめてました。ほめていたというか、うらやましがってた。
林：リッツカールトンで働いてる人はお客さんに頼まれたらいけないらしいですよ
林：頼まれる前にお客さんの求めてることを言うそうです。
工藤：「炭水化物足りてますか？」
林：「泥棒のまねをしたくないですか？」
工藤：「ステテコはきますか？」
林：「タコにからまれますか」
工藤：うれしいですかねえ。