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土曜ワイド工場
 
シカクいモノをマルくする。
未来へ学び進むチカラを育てるかもしれない。


「四角い頭を丸くする」という言葉をここ数年で聞くようになってきた。その言葉の正しい定義はあまり分かってないけど、たぶん「常識で凝り固まった頭を柔軟にする」とかなんだと思う。

あと「四角い仁鶴がまーるくおさめまっせ」という言葉もある。これは笑福亭仁鶴が司会を務める番組のオープニングに流れる言葉で、何十年も前からずっと聞いている。

どうも四角を丸にするのは良いことのようだ。

じゃあ四角いものを丸くしてみよう。

 

(text by 小柳健次郎



物質的に四角を丸くする

企画趣旨をもう少し詳しく説明すると、「四角いナントカを丸くする」という言葉は頭脳的な面でばかり言われてるので、逆に体力的に四角い物を丸くするのは面白いんじゃないかということです。タイトルは日能研の「シカクいアタマをマルくする」からとりました。


今回の企画で丸くしようとする四角たち。

左から、スポンジ・発砲スチロール・コルク・木・アルミ、丸くするのに難易度が高そうな順に並べてみた。

ちなみに右に行くに従ってサイズが小さくなっているのは、値段も順に高くなっているので小さいのしか買えなかったから。

 

一番簡単そうなスポンジから

最初に四角から丸くするのはこの中で最も簡単そうなスポンジから挑戦しよう。

スポンジなのでヤスリで削ったりしなくてもハサミだけでたぶん出来ると思う。


この尖った存在を丸くしてやります。
寒くて風が強くて小雨交じりの日にやってます。
まず角を切り落とした。
そこから細かく刈っていく。切りクズがうっとうしい。

さすがにスポンジなのでさくさく切れる。作業開始からたぶん10分ぐらいしか経ってないけどだいぶ進んでる。

ただ順調なだけに切り屑もだいぶ出てくる。しかもハサミやら手やらにくっついてちっとも離れない。

順調で気持ちいいけどうっとうしい、うっとうしいけど順調だから気持ちいい。そういう感情が行ったりきたりしていた。


刈り始めてから10分後の状態。
美容師感覚になってくる。

作業開始から約25分後、だいたい満足できる丸さに仕上がった。


シカクいモノがマルくなった。

もっと時間をかければもう少しキレイに丸く出来たと思うけど、残りの用意した四角がまだまだあることを考えるとそんな時間もかけられないのでここで終了。


どっちも丸いと思う。

参考として用意した球体と比較しても、目を細めて見ればほぼ遜色なく丸いと言えます。

 

発泡スチロールで嫌になりました

次にシカクいモノをマルくする物体は発砲スチロール。これもハサミでカット出来る柔らかさなのでたぶん簡単だろう。


カバンに入れて持ってくる途中で少し欠けた四角。
スポンジと同じようにカットしようとしたら、
ぼっそぼそ。
このスチロールカスの付着具合。

発砲スチロールを手に持ってハサミで切ってみると、切り口がぼそぼそでしかも手やハサミやその他いろんな所にひどく付着しする。

特に手はおにぎりを素手で握ったようなことになってしまっている。しかも手に付いた発砲スチロールを逆の手で落とそうとすると、またそっちの手に付いてイタチごっこを繰り返すことに。

あまりにそれがすごいのと、ハサミでは切り口がどうにも汚いことに嫌気が差して適当なところで完成ということにしました。


同じ発砲スチロールの球体を目指したのにこの違い。

なんだかすごく頭の悪い物体が出来た気がする。

「シカクいアタマをマルくする」は広い意味では頭を良くするということだと思うが、この「シカクいモノをマルくする」試みはいまのところ逆方向に進んでるかもしれない。


こんな気持ち悪いことに。

外でやるのやめます

発砲スチロールのが終わったところで手を見ると、おにぎりを握ったわけでもないのにものすごい米粒らしきものが付いてる。そして全然落ちない。

さらに周りを見ると発砲スチロールカスが離散してる。それらを拾い集めていると雨が降ってきました。


もうムリ。

しかもこの日は5月半ばだというのに9℃ぐらいしかない強風の日で、もう寒いわ風強いわ雨降ってるわ発砲スチロール地獄だわでとてもモチベーションが保てず撤退。以降は家でやります。


 

 
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