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はっけんの水曜日
 
昔のウナギはフランクフルト状態だったらしい


某河原。雨が少し降った後で、ウナギ釣り部的には、いい天候状態だったようです

どこで知ったウンチクなのか、忘れてしまったのだが。
昔昔、江戸時代より前は、ウナギは「筒状にぶつ切りにしたものを串に刺して、塩焼きにして、かじって食べていた」んだそうだ。
その串に刺した状態が、蒲という植物の穂に似ていたので、ウナギの焼いたもの=蒲焼とネーミングされたのだとか。

ウナギぶつ切り!
味付けは塩だけ!
フランクフルト状態で丸かじり!

なんだそりゃ、と思ったので、記憶に残ってしまった。

そして先日。
当サイト「クラブ活動」コーナー内、絶賛好評更新中「ウナギ釣り部」部長・ライター玉置さんが、
「河原で、ウナギを釣りながら、ウナギや肉や野菜を焼いて食べる会(要するにバーベキュー)」を催されるというので、
「ちょっと試してみたいことがあって、ウナギが一匹欲しいので、釣りに参加してもいいでしょうか」とお願いしたところ、
「ウナギは、釣ってすぐには食べられないですよ、しばらく真水に入れて泥を抜かないと。欲しいんだったら、処理したやつを、一匹あげます」
との返信が。
実にいいひとだ。

生きてる天然ウナギをタダでもらえる。そして焼くための七輪も完備。アドバイザーも同席。そんな機会は、そうそうないだろう。
やるしかない。

(text by 大塚 幸代



当日、現地に到着すると、玉置さんに「大塚さん、これです」と、ビニール袋を指差された。
のぞき込んでみる。

……立派なウナギだ。ウナギ屋の看板のような優美な曲線。「う」という字によく似ている。

「かわいい…」と思ってしまった。
「いま、氷水に入れて、麻痺状態にしてありますけど、さばく時は、とんでもなく暴れますよ」と玉置さん。
事前に送ってもらった、参考URL思い出す(玉置さんの個人サイトのアーカイブより「ウナギに恋して-死闘編」)。玉置さんは、ウナギにクルクルクルッと巻き付かれ、キューッと締め付けられていた。
私のような経験値ゼロの人間でも、そんなムチャな生き物を扱えるのだろうか。

えいやっ。
思い切って、手を突っ込んでみた。知識では知っていたが、本当にウナギはぬるぬるだ。ベビーローションの何倍もぬるぬるしている。掴んでも掴みきれない。
しばらく無言で格闘しながら「そうか、ウナギ屋さんが、ウナギをさばく時に、頭を固定するのって、固定しないとどうにも先に進めないからか」と理解した。
なんとか掴んで、板の上に乗せる。
とやっ。とまどう暇もなく、頭に一撃。そして、おかしら切断。

頭を切っても、ボディは、全然余裕で動いていた。
え、そういうものなの? と思いながら、ぶつ切りを続ける。

ウナギって、人間のように血が赤い。「アップでは掲載出来ないなあ…」「というか、自分はこういう作業、思った以上に、何のためらいもなくやれるなあ、自分でショック」とか考えながら切り終わったが、4つに切られた身体が、まだ動いていた。ちなみに口もパクパクしていた。
ぎゃー。
思わず、氷水にもう一度、浸してしまった。
(ちょっとツラい画像なので、モノクロにしてみました。ただの焼く前のウナギなんだけど。)

切り終えて、落ち着いたところで、バーベキュー串を刺してみた。縦に刺すのは難しいのかと思っていたら、案外簡単であった。


ようやく、食べ物っぽく見えてきました。
切断面はこんな感じ。

  で、さっそく味付けしようとしたら……。 >
 

 
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