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ロマンの木曜日
 
車両基地めぐり

車両基地の魅力を凝縮した一枚

  自分はけっこう鉄道好きだと思っていますが、その中でも特に車両基地が好きだ、ということが最近わかりました。

線路が次々に枝分かれしていたり、電車が整然と並んでいたり、隅の方に古くて錆びた車両が放置されていたりするのが見えると、なんだかもう、いてもたってもいられなくなります。

そんなわけで、1日まるまる車両基地だけをめぐってきました。

萩原 雅紀



基地探しブーム

車両基地をめぐろうと思っても、まずはどこにあるのかを知らなくてはなりません。

そこで、ネットの地図サービスを使って車両基地を探したのですが、やっぱり便利なのはグーグルマップ(@nifty地図担当の方、すみません)。

線路上をスクロールしながらずっと辿って行ったのですが、面白いのは、ある縮尺を越えると、何もなかったところにいきなり大量の線路の描写がぐわっと現れること。これが楽しくなって、基地を探すのに何時間も没頭してしまいました。

以下にいくつか実例を挙げてみたので、皆さんも一段階拡大させて(地図左上の「+」ボタンをクリック)、車両基地が出現する様子を見てみてください。



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仙台にある東北新幹線の車両基地


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関東車両基地の聖地と呼ばれている(というか僕が勝手に呼んでいる)尾久

どうですか、楽しくないですか?

こうして、東京近辺の車両基地をたくさんリストアップ。それから、よく見ると車両基地の上に橋が架かっていたり、すぐ近くに踏切があったりすることもあるので、そういうところを中心に1日でまわれそうなルートを考えました。せっかく行っても全部金網に囲まれていたら楽しくないですからね。

というわけで、基地だけを見る旅に出発しました。


まずは海老名へ

小田急線に乗って、海老名にやってきました。

来る途中の相模大野にもかなり大きな基地があったのですが、地図で見る限り、じっくり眺められそうな場所がありませんでした。

海老名も、基地の周囲は相鉄線と相模線に挟まれているのですが、ホームの先端から近いので、駅を出ずに眺められそうです。

これもいわゆる「エキナカ」でしょうか。



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エキナカで鑑賞できる海老名(ぜひまた拡大してお楽しみください)

相模大野もかなり大きな基地
(走行中の車内から撮影)
海老名駅ホームの先端から


残念ながら地図を見て想像したより実際は遠くて、写真に撮るとイマイチなのですが、どんどん線路が分岐しているのはホームからもよく見えるので興奮してきます。どうやら僕は電車よりも線路のほうが好きなのかも知れません。

ここでの見どころは、ホームのすぐ脇にある2つ連続したダブルクロス(両渡り線)。ごちゃごちゃしていてパッと見は何がなんだかですが、じっくり見ていると、ピシッと一本の道筋が見えてきて、その瞬間、思わず身震いが出てきます(僕だけだと思います)。

車両基地鑑賞という観点からすると少し距離があるのが残念ですが、時間のない通勤の途中、そして一日の仕事を終えて帰宅する途中、はたまた「駅から歩くのはちょっと…。」というライトユーザーにはお勧めの基地と言えます。雨にも濡れないですし。


ホームのすぐ脇にある連続ダブルクロス 分岐をたどって歩いて行きたい


続いて長津田へ

いったん町田まで戻り、横浜線に乗り換えて長津田で降りました。

ここには東急田園都市線の巨大な車両基地があります。駅から少し歩かなくてはならないのですが、基地のすぐ脇を道路が通っていて、さらに上には橋が架かっているので、横からも上からも接近できそうです。

ところでこの駅名、「ながつた」が正しいんですね。僕はずっと「ながつだ」だと思っていました。



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拡大して左端、橋が架かっているのに注目

駅を降りて、10分ほど歩くと基地の脇を通る道に出ました。本線上はひっきりなしに電車が通過していますが、こちら基地の中は、車内清掃が行なわれている以外は静かな時間が流れています。

途中、ちょうど基地を跨ぐように架けられた橋があって、その上に立つと巨大な基地を一望できます。ただ金網がけっこう高いのは残念。思いきって展望台、ということにしちゃえばいいのに。

あと上から見たときに、電車が多く停まっていると屋根しか見えなくて面白くないし、架線がけっこう邪魔、ということが分かりました。


さっき説明しなかったけどダブルクロスはこれです 正式名称は検車区というらしい
どんどん分岐してるところが遠いのは減点対象 基地の真上に架かる橋
すぐ下で車内清掃が行なわれていた 上からだと電車が多すぎても面白くないことが判明

橋を降りて、今度は基地沿いの道を先に進みました。

いちばん端まで来ると、たくさんの電車が横一線に並んでいるところを間近に見ることができます。これぞ車両基地!という光景で、この近くの人が羨ましいです。

ここは電車にすごく接近できるうえ、橋の上から眺めたり脇の道路から眺めたり、見どころも多いので初心者から玄人までオールマイティーに楽しめる基地だと思います。個人的には、あとポイント群が間近に見られれば完璧でした。


いっそのこと公園にしたらどうだろう 解体だか整備だか行なっているのも間近に見える
ふつうの道路のすぐ脇に電車が停まっている風景 こういう光景があたりまえの人もいるわけですよね
かっこいい台車も撮り放題 でもやっぱり電車より線路が並んでいる方が興奮する


今度は新木場

1時間ほど電車に揺られて、今度は東京湾岸の新木場に着きました。

東京メトロの有楽町線はここが終点ですが、線路はこの先も伸びていて、埋め立て地に車両基地があるようです。

地図で見ると駅からかなりの距離ですが、がんばって歩いてみました。



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何もない埋め立て地を拡大すると車両基地が

新木場はその名の通り貯木場があって、木材の問屋がずらりと立ち並んでいます。そんなウッディーな香りの中を歩くこと約30分、ようやく基地にたどり着きました。かなり敷地を広めにとってあって、周囲から眺めるのは不可能なのですが、ここも基地の上に歩道橋が架かっていて、その上からのみ鑑賞できます。ただ、ちょうど線路の上はフェンスが高く、あまりいい写真は撮れませんでした。


線路は続く〜よ〜車両基地まで〜♪ 周辺に立ち並ぶ木材問屋さん
海沿いの公園に行くための橋が基地を跨ぐ それなら「基地と海の橋」にすべきではないか
もうすぐ線路の上というところで高くなるフェンス あたりまえだけど電車が有楽町線だけなのも残念

敷地は広いのですが、基地の規模自体は海老名や長津田ほど大きくないので、分岐もそれほどなくやや物足りない印象。でも海が近くて空が広く気持ちいいので、家族連れでお弁当を持って基地鑑賞したい、という人にはいいと思います。


ポイントはそれほど多くない 車庫には解体中か整備中の電車がたくさんあった
よく見ると椅子も取り払われていて、解体されてしまうのだろうか すぐ脇は荒川の河口

徐々に日も傾いてきましたが、続いては京浜急行に乗って一路、南へ。車両基地と車両工場が隣接する夢のような場所へ向かいます。


 

 
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