万里の長城型の展望台

次に訪れたのは、万里の長城型の展望台があるという、島原半島は吾妻町にある「牧場の里あづま」という公園。

こちらはホームページもあるし、マイナー度は先ほどに比べるとそんなに高くないかもしれない。が、少なくともメジャーでないことだけは確かだ。だって、長崎県に万里の長城があるなんて話、あまり聞いたことないでしょう？

ここがまた、行ってみたら凄かったのだ。
眺望と、人けのギャップが。

牧場を見に来て牛に遭ったなら驚かないが、展望台を見に来て牛が放牧されてるのに出くわすとかなり驚く。展望台のことで頭がいっぱいで何も考えてなかったが、「牧場の里」というだけあり、ここはつまりそういうところだった。

来る時に遠くから見えた展望台は、牛がいる柵の向こう側にあった。柵の扉には、「通行した後は、扉はもとの位置に戻しましょう」という注意書きがある。勝手に開けて入っていいということなんだろうか？

が、どう見ても私より強そうな牛がゴロゴロいるのを見たら、この中を歩いて展望台に向うのはやめた方がいい、という考えしか浮かんでこなかった。

それより万里の長城を目指そう。

万里の長城としか言いようがない

そこには、笑っちゃうくらい本格的な展望台があった。
こんなすごいものが、自分が今まで知らなかったくらいさほど有名じゃなかったのがある意味すごい。いや、逆だ。私が無知過ぎたのではないだろうか？

この万里の長城、全長は500メートルほど。
歩いてたら途中で便意を催し、それも緊急度の高い便意、つまり漏れそうだったので、駐車場のトイレまで走って戻った。
「なんでこんなに長いんだよ！」
と、万里の長城を走りながら思ったが、これが本物の万里の長城だったらもっと長いのだろう。
「本物じゃなくてよかった」
と、トイレの中で汗を拭きながら思った。

ちなみに、写真を見てもわかるように、人けはほとんどなかった。私が行った時は、駐車場に自分の含めて３台の車が停まっていたのみだった。

この日は平日だったので、休日だったらもっと賑わっているのかもしれない。バーベキューをするテーブルや、子供が遊ぶための遊具コーナーなんかも遠くに見えた。なにやらいい場所だった。