インクジェットプリントで、Tシャツ出た！

でかい機械たちの迫力に押されつつ、いよいよサンプルのプリントだ。

ひとくちにインクジェットプリンタを使って刷るといっても、Tシャツの色や素材によって使う機械が違うそう。まずは、白いTシャツやトートバッグなど、素材自体が白いものの場合。白のインクを抜いて印刷する。

台の部分にTシャツを着せるようにかぶせ、スイッチオン。グイーンと機械の中にTシャツが入っていったと思ったら10秒もかからないうちにプリントされて出てきた。おおお。

こちらはインクが染み込んだような質感になるそうで、有名セレクトショップからも引き合いがかかる今はやりのプリント方法だそうだ。

色つきTシャツの場合は作業も大変

白ではなく、色つきのTシャツの場合はちょっと時間がかかる。まず白のインクを吹きつけ、その上から柄をプリントするのだ。

なるほど、黒いTシャツにそのまま柄をプリントしても何も見えないけど、白い下地を作れば大丈夫ってことか。さらに、きれいにインクが乗るようにひみつの工程も加えていた。かなりの手間だ。濃い色のシャツにプリントするのは実は大変なことなのだ。

今まで何も考えずに濃い色のTシャツを着ていたけど、今度からありがたく着ねば。

白のTシャツとは違い、こちらはインクが乗るような質感にプリントされた。どっちにしろ、美しい仕上がりにうなるばかり。

こんな柄もしっかりプリントできました

さらに、もう1点プリントしてもらった。デイリーポータルZテレビの事件といわれた「ハチャとゥリャンS」だ。

動画から切り出した画像なので解像度が低い。印刷がガサガサになるのもそれはそれで面白いのではと思ってサンプルを刷ってもらったら、思いのほかきれいに出てしまった。かえって柄の訳の分からなさ余計に際立っている。どうしよう。

こんな風に、Tシャツの色やプリントする柄によって的確に印刷方法を変えて作ってくれる。どうぞ安心して注文してください。

ちなみに、こんな大変な作業をするのでスタッフの方々はかなり修行が大変なのでは、と思って聞いたことろ

「そんなことないですよ。1日でできるようになりますよ」

とのこと。がーん。でもみなさんテキパキと次から次へTシャツを刷っておられました。デイリーポータルZのグッズもよろしくお願いします。

ご注文、お待ちしています！

そういったわけで、はじまりましたデイリーポータルZオンデマンドストアです。今回ラインナップしたデザインは全部で25種類。受注生産ということでかなりチャレンジングな柄が撮り揃っております。

T･斉藤さんのステテコや、ハート柄パジャマの小野さんといった、どどうしたらいいのかうろたえるような柄は期間限定展開。秋口には入れ替える予定ですのでどうぞお見逃しなく。

夏はやっぱりTシャツだ。集まれー！

なお、これまでのストアのページで、今回の柄の詳細をご紹介しております。「この柄、なんだっけ？」と思った方は、チェックチェック！　

なお、普通に着れる柄もふんだんに取り揃えております