■おにぎりです

　次の奇妙なメニューはこれよ。あら？普通におにぎりよね。でも普通に作らないのがナオミちゃんよ。

松本「このおにぎりはなによ」

ナオミ「マッシュルームおにぎり。」

松本「なんでマッシュルームをおにぎりに入れるのよ」

ナオミ「南半球でフラフラしてたときに、お金なくてさ。安くてたくさん売ってるマッシュルームを醤油で炒めておにぎりの具にして持ち歩いてたの。」

松本「常食してたんかい」

ナオミ「うん。お昼ごはん代節約なの」

松本「NZはそんなにマッシュルーム安いの？」

ナオミ「んー。よく覚えてないけど、スーパーにワサーっとモリモリ売ってた。グラム量り売りなの。それにその辺に生えてたんだよ。30cmくらいあるでっかいのが！」

松本「なんで語尾が「なの」なの？」

ナオミ「可愛いかと思って」

松本「あんた狙い過ぎよ」

■マッシュルームおにぎりの味とは？

松本「これも意外に美味しいわね」

ナオミ「おにぎりの具はいろいろ試したけど、甘栗とかイカの姿焼きフライ（なとり）とか美味しいのよ。」

松本「どんだけー！」

ナオミ「ミントタブレットとマシマロとチョコレートはお勧めしないね。あれはヒドイ。」

松本「それ、前にロシアンおにぎりで作ってきたやつよね」
※ロシアンおにぎりとは？：色んな具でおにぎりを作って、適当に選んで食べるゲーム。選んだ物は食べきらないとならない。闇鍋のおにぎり版。

ナオミ「そう。私、甘栗を引いたよ。普段の行いが良いからアタリが出たの」

松本「っていうかロシアンおにぎりって言葉自体がおかしいわよ。ロシアジン、オニギリ、タベナイ」

　ロシアンおにぎりは正直おすすめしないけど、マッシュルームおにぎりは意外に美味しいわよ。マッシュルームもキノコ、醤油で味付けすればキノコの佃煮みたいで美味しいわ〜ん。

■コンソメポテトチップスコンソメスープ

松本「またポテトチップスかしら？」

ナオミ「うん。コンソメスープにコンソメポテチ。」

松本「ポテチ好きねぇ。」

ナオミ「神の食べ物だよね。まさにネクタル。」

松本「ポテトチップスがじゃがいもに戻ってちゃんと具になってるのね！栗田さんの真似」

ナオミ「これはね、前の職場近くにあったランチ屋さんで覚えたの。そこの奥さんが若いのに亡くなってしまってもうお店はないんだけどね。」

松本「え、メニューとして出てきたの？ 」

ナオミ「そう。ランチ頼むとスープも付いてくることがあって、たまにコレが出たの。」

松本「マジカヨ」

ナオミ「故・奥さん、気さくで明るくてよく話したっけなぁ。思い出すと悲しくなる。そんな思い出の一品なわけよ。最期のほうはみるみる痩せていってた。」

松本「あんた説明にいちいち重い話を入れるわね」

■最後はナオミの主張です

松本「なに？カロリーメイトのポテトがコロッケっぽいって？」

ナオミ「うん。油っぽくない？味が。コロッケだよこれ絶対。 」

松本「んー、たしかに妙に油臭いのがコロッケっぽいっていえばコロッケっぽいわね」

ナオミ「これを砕いてまとめて揚げたらコロッケになるね」

松本「そうかしら」

ナオミ「ていうか、もうコイツにソース付けて食べればコロッケなんじゃね？」

松本「ソース付けて食えっていうネタフリね」