■見どころがたくさん
よく「囲まれ感こそコンテナスペース鑑賞の醍醐味」と言われるが、楽しみ方はそれだけではない。
上の写真の作品などは単純な列状に並べられていることと、上に積んでいない1層モノなので、囲まれ感的には劣るものだが、見どころはその立地である。
コンテナスペースは中途半端な郊外にあるので、ときにまわりの環境とのコラボレーションが素晴らしかったりする。上のものは、まさにその好例。変電所を堪能すべきか、あくまでコンテナか。目移りしちゃう。
幸か不幸か六本木のど真ん中にコンテナスペースはない。あったらあったでそれなりの見ごたえがあるかとは思うが、コンテナスペースはやはりどうしようもない郊外にあってこそだと思う。そこを楽しんでほしい。
下の作品も、いかにも郊外らしいドライブスルーのマクドナルド横という立地。こういうのも良い。
上のものは。地形によって段々に設置されている作品。いじらしい。棚田とかもういいじゃん。棚コンテナのほうがかっこいいよ。
■色も見どころ
コンテナはもともとけっこうカラフルなのだが、こうやって倉庫として使われる際には、その業者ごとにカラーリングされていることが多い。それも鑑賞ポイントだ。
■テクスチャとか付帯設備とか
また、コンテナがツンベテされているその要素を平面的に眺めるのも楽しい。
そして上の写真にもあるように、移動式の階段も良い。まあ、つまりどこを見てもかっこいい、ってことだ。
■コンテナ好きはいるが、コンテナスペース好きがいない
じつは世の中にはコンテナ好きはけっこういて、コンテナの写真撮りためたサイトや、コンテナ好きのためのコミュニティがある。たぶん鉄道好きと分野が近いのではないかと思う。
しかし、コンテナスペース好きがいない。この場を借りて、コンテナスペース好き集まれ!と呼びかけたい。どこに集まればいいか分かんないけど。いると思うんだよね、絶対。