子どもの頃はガーゼを触っていたらしい
そもそもこの変な手癖はいつ頃から始まったのか。母親が言うには、赤ん坊の頃かららしい。赤ん坊の頃はジーパンの代わりにガーゼをいじっていたのだとか。母親の記憶ではそれが幼稚園いっぱいまで続き、小学校に上がって一旦治ったのだという。確かに、小学生の頃にズボンの裾がボロボロだった覚えはない。半ズボンだったからだろうか。その後、中学生になってジーパンを履くようになってから、今の手癖が始まり現在に至る訳だ。
約25年間、僕は50本近くのジーパンを変な手癖でダメにしてきたのである。
何だこの手癖。
という訳で、この変な手癖についてゆっくりと語り合うべく、同じ手癖を持つ人物とお会いした。「変な癖なので恥ずかしい」という理由から顔出しはNGであった。名前もちょっと、という事だったので仮にA子さんとする。
僕と同じように、この変な手癖に後ろめたさを感じているようだ。
でも大丈夫。今日は同じ手癖を持つもの同志である。心置きなくジーパンの裾の素晴らしさについて語り合う事が出来るのだ。 |