500回戦を行い、結果は213勝287敗だ。4割2分ほどの勝率というのはかなり低いのではないだろうか。ここは結果を逆手にとって今後につなげたい。
つまり、もしジュースを買いに行きたくないがために、仕事の休憩時間のたびに必勝ハチマキを巻いたり兜をかぶったりしたらどうだろう。かわいそうな人だとに思われてジュースを買ってきてくれるかもしれないではないか。
それはそれで結果においては勝ったと言えるのかもしれない。ただ、もっと大きな視点で、つまり人間として負けていることになると思う。
そういえば子供の頃、自分があまりに弱いことに気がつき、「今日のジャンケンは負けた人が勝ちってことにしよう」と、革命的なことを言い出したことがある。そして実際に負けた私は、特別ルールで勝者になったのだ。
今回の試みの不毛さに、思い出したのはそんなこと。ジャンケンが弱いことが確定した今、今後の人生ではジャンケンをする局面を巧みに避けていきたいと思う。 |