とりあえず、梅酒完成

梅酒を仕込んでから一ヶ月。それぞれどんな感じになったのか。出来栄えを見ていこう。

青かった梅は黄色くなり、透明な酒にはうっすらと色が付いていた。梅のエキスが染み出ているという感じがする。

梅が浮いたり沈んだりしているのは、氷砂糖の分量とかがかなりテキトウであったためだろう。できた梅酒の比重がまちまちになってしまったのだ。

だがまぁ、梅が浮いているか沈んでいるかなんてことはたいしたことではない。要は、うまい梅酒ができていれば、それで良いのだから。

それでは、試飲してみます

他人に振舞えないという性質上、試飲も一人でやる必要がある。家のなかでちびちびやっても物悲しいだけなので、いっそのこと外に出て飲むことにした。

この日は梅雨の中晴れ。外で飲むのに最適な日だ。

しかし、天気が良ければ外に出ようと考えるのは私だけではないらしく、この日の代々木公園は物凄い人手で賑わっていた。一応場所は確保したものの、すぐ側で子どもが遊びだしたりして、何かもう大変な雰囲気。

しばらくこの状態で待っていると、親御さんが子どもを別の方へ連れて行った。若干不審がられていたような感じで、連れて行ったというより避難させたというような気もするが、まぁ、とりあえずは一件落着。さてさて、飲もう。

持参したグラスに氷と梅酒をぶち込み、それを味見。一つ終わったら水道でグラスと氷を洗って、次の梅酒を――そうやって試飲を繰り返していくのだが、さすがは強い酒がベースになっているということもあり、すぐに酔いが回ってくる。