僕がモタモタと不器用な試行錯誤を進める間に、小学生はいろいろと話しかけてくる。話の内容はこんな感じだ。
・いま小学校6年生
・学校ではまだ小島よしおが流行っている
・5年生の間では「ネタ」というのが流行っているらしいが、学年が違うので詳しいことはよくわからない
・夏休みの工作は紙でコマを作る予定
・そこのスーパーでワゴンのアクセサリー売ってるお兄ちゃんは、お母さんの友達
・カッターを使ったダジャレ「カッターを買ったー」
・タコ入道の絵描きうた教えてあげようか
・宿題を忘れたときは「やったけどわからなかった」って言う
・子供も大変だけど大人はもっと大変でしょ
・うちのお父さんは怖い
最初はちょうどいいのでカメラマンになってもらったりしていたのだが、このあとお父さん怖いエピソードがいろいろと飛び出すにつれ、この状況はまずいのではと思い始めた。だってどう見ても、僕が怪しげなおもちゃで子供の気を引いているように見える。怖いお父さんがやってきた場合、「水冷服っていう大発明があってですね…」で今の状況を納得させられる自信は全くない。とりあえずデジカメに入っていた小学生の映っている写真を全部消した。これがリスクマネジメントだ。 |