上は奥行きが無い作品。これを螺旋階段と呼べるかどうかも怪しい。ただ、個人的には「豪華な螺旋階段ってこんな感じだよね!」というイメージを安っぽさ含め
て余すことなく表現している点にぐっとくる。金色の手すり、中途半端な階段面の濃臙脂。ヘソ内側におざなりになっているビロード風ヒダカーテンも完備。完
璧である。そしてすべてを台無しにするスマイルマーク。
こ
れは実は北京の作品。多少豪華っぽいレストランに行くとこういう螺旋階段が良くある。螺旋階段作品としての良し悪しは別として、日本では場末のボウリング
場でしかお目にかかれなくなったこういうすっとこどっこいな作品は大事にしていきたい。ちょうど本日北京五輪の開会式だが、そんなことよりも北京の螺旋階
段鑑賞した方が良いと思うよ。たぶん。
というか、北京行ってまで螺旋階段の写真撮っている自分はどうなのかと。 |