アリでアリと書く
最後は甘い物が好きなアリの習性を使って、人文字ならぬアリ文字を作る実験だ。以前林さんがハトでハトと書くという記事を書いていたが、そのアリ版といえる。こういうコネタをかませることで研究に彩りを添えたい。
準備はソース入れに入れた砂糖で地面に「アリ」と書く、それだけ。これにアリたちが寄ってくると白い砂糖の「アリ」が黒い「アリ」に変わるわけだ(予定では)。
書いているはなからアリたちがどんどん寄ってきた。すごい引きだ。一匹、また一匹と集まってきては砂糖の粒をくわえて家路を急いでいく。家では今日は祭りだろう。
ん?
ちょっとまて、持って帰ったら「アリ」にならないんじゃないのか。
いま記事を書きながら過去に林さんがやった「ハトでハトと書く」を読み返してみたら最後に「アリでやろうとしたがまったくだめだったので」と書かれているのを見つけてしまった。
そう、アリはエサを見つけるとその場では食べずに巣に持ってかえるのだ。そんなあたりまえのことを忘れていた。
自由研究をする際には先輩が過去におちいった失敗を先に把握しておくことも大切だ。
わかったこと;アリはエサをその場で食べない
アリでアリと書くことは出来なかった。アリはエサを見つけるとその場で食べずに巣に持って帰るからだ。超大量の砂糖で「アリ」と書いておけばその下に巣を作ってくれたかもしれないが、そんなアリにばかり砂糖あげていられない。
よく考えれば当たり前なんだけど、やってみないと思い出せない事実だと思う。
自由研究って楽しいですね
アリは全世界に一京匹いて全アリの体重を足すと全人類の体重よりも重い、と書いているサイトがあった。測ったのかよ、って思った。
自由研究は結果がどうよりも、何をやるか、何に興味を持ったか、そして興味対象をどう研究するのか、が大切だと思う。失敗をおそれて無難なことをするよりも、だめとわかってるけど興味のあることに挑戦した方が達成感があるしなにより楽しいと思います。がんばってください!