ハチの巣をとってみる
部屋にもどり、夜を待って巣をとってみることにした。もしまだハチが生きていたら、明るいうちに刺激するのは危ない。
透けてみえるハチの巣
長そでと帽子で保護
適当なものがなかったので毛糸の帽子をかぶったのだが、がぜん情けない雰囲気に。
最終的にスキー用の手袋まで持ちだす臆病さ
死んでるはずとは思っても、念には念を入れて採取する。いざ引っぱってみると、かなりの強さで接着されていることがわかった。とってみると、接着面はたったの1箇所なのだ。すごいなあ。
割ってみると……
巣を割ってみると、幼虫が姿をみせた。もちろん既に生きてはいない。さらに細かく割っていくと、成長段階の異なる幼虫や蛹がみつかった。
幼虫2体、蛹1体、成虫(羽化直後?)1体
やっと飴をとかすぞ
さて、やっと琥珀づくりに入ろう。方法は単純。買ってきたべっこう飴を溶かし、虫を入れてまた固めるというだけだ。
湯煎でせめたてる
口の中に入れておけば自然と溶けてなくなる飴。湯煎してやれば簡単に液状になるだろうと思ったのだが、
かなりてごわい
そうは問屋がおろさないのだ。少しずつ溶けてはいるのだが、その溶けた状態でも相当にかたい。
お湯からあげるとすぐかたまるし
まったくプンプンである。
原石っぽくはある
直接火にかける
湯煎がダメなら直接火にかけるしか仕方あるまい。
事実、飴は火をあげて燃えた。おたまが1個、真っ黒になった。もちろん飴はただの炭である。ダイヤモンドも炭になるというのだから、琥珀(というか、べっこう飴)が炭化するのも仕方あるまい。
すでに煮詰まってできた飴をさらに煮詰めようとしてはいけないことにやっと気づいた。というわけで、
ガムシロップを火にかける
要するに、べっこう飴をつくるところからはじめましょうということです。