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フェティッシュの火曜日
 
ライフル射撃がいかにストイックかを知れ


私でも射撃を体験できたのか??答えはWebで、というか最終ページで。

私は「射撃」という競技になぜか惹かれる。

銃を撃ちたい、その欲求はあれだ、あれと同じだ。遠くに石を投げる、ゴミをゴミ箱にシュートする、ボーリングでストライク、スポーツ吹き矢でダイエット、ダーツバーでモテモテに・・・いや違った、「遠くの的(獲物)に向かって何か(矢)を投げるといいこと(食料にありつく)がある」という、人間の本能から来るのだろう。

そんなふうに射撃に想いを寄せていたある日、友人の身内の方がなんと「射撃の元日本記録保持者」と判明した。

こりゃライフル(来訪)してみるしかないでしょう!

乙幡 啓子



距離10mの青春

今回訪れたのは、某大学の射撃部練習場。くだんの友人のお身内、迫(はざま)俊介さんの母校である。迫さんはなんと大学在学中に日本記録をマーク、現在は銀座の「銀座銃砲店」にお勤めしながら、母校のコーチもなさっている。


「○に射」と書かれたスリッパを履いて練習場に上がるという稀有な体験。

玄関を抜けてすぐの扉を開けると、見たこともない体育施設が広がっていた。


パッと見、「ああ射撃場っぽい」とは感じるものの、詳しくはどう理解したらいいのかわからない設備である。

なにやらボタンの付いた魅力的な機械、そこから伸びる電線のような糸。その行き着く先が、標的だろうとは思うのだが・・・。

ところでご存知のとおり、射撃には「クレー射撃」と「ライフル射撃」とある。ここで紹介するのは静止した標的を撃つ「ライフル競技」のほうだ。そして大学では空気圧で発射するエアライフル競技と、火薬で発射するスモールボアライフル競技の2種類を行っている。

ここはエアライフル用の射撃場で、標的への距離は10m。その標的とは、下の写真のような10cm四方の紙だ。この紙を、いちいち10m先まで交換しに行く手間を省き、安全に機械で交換できるようにしたものが例の機械、この「マト、替え太郎」(ウソ)。このボタンを押してみていいというので、私と友人の素人取材陣はそれだけでも大興奮でパシパシ押しまくった。

いじってみると、想像以上のスピードに驚く。ガーッと3秒ほどで所定の位置に標的を運んでしまうのだ。まあ練習や競技で悠長に待ってる暇はないだろうからな。


後に迫さんの撃った標的。ほぼ10点に見えるが、これもいろいろ話せば長くなります。
「このボタンは矢印のとおりを意味するのさ」(太郎)


ボタン操作は言うに及ばず、レールが張り巡らされた風景を見るだけでも面白く、しばらくは何を見ても無邪気に感心するばかり。


「ほぉー、銃手入れ場、ほぉー」
バルカン半島じゃなくてここが弾薬庫。厳重に監視カメラが作動中だ。 

さて完全に社会科見学体勢の私達を尻目に、迫さんは黙々とデモンストレーションの準備を始める。撃つところを見せて、とこちらは気軽にお願いしてしまったが、この準備がまた大変なのだ。それは次のページで。


このスーツがすごいのだ。

おまけ

撃つところを見せてもらう前に、お道具拝見させてもらう。

これが・・・エアライフル・・・と、ツバを飲み込む。

ここで銃自体について紹介してしまうと、9月中ずっと私だけ「デイリーライフルZ」になってしまうので、ここでは脇道に反れてみよう。

そのグッズとは「マッチボックス」、直訳すると「タマ揃え器」とでも言おうか。


エアライフルの弾をこうやってバラバラと撒き・・・
トントンと振る、すると・・・
弾の先が重くなっているので、自然に揃って、これで弾が取りやすい!
銃を置く台にこうやって装着できる。弾交換の省力化!

それだけの装置だ。それだけ、というものの、弾が取りやすいことによって得られるメリットは射撃ならではの多大なものなのだ。その辺も含めて、射撃を競うというのがどういうことか、次ページでお伝えしていこう。


 

 
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