木造建築は痛みやすい。古い建物は定期的にメンテナンスを行ってやる必要がある。
解体修理というのは、このように建物を一度全部バラバラにして、部材ごとに修理を行った上で組み立て直すという大掛かりな修理。バラした際には、その建物の文化財としての調査も行われるので、そういった意味でも重要な修理だったりする。
本堂を拝観することができないのは少々残念だけれども、礎石だけの光景なんてそう見られるものでもないので、これはこれで良しとしよう。
いざ原生林の山へ
この記事の冒頭で、三徳山にはちょっと変わったお堂である投入堂があると述べた。その投入堂はこの本堂からさらに奥、山道を1時間ほど登ったところにある。
そう、実はこれからが本番なのだ。わずかな道のりで凄いものが見られるほど、人生は決して甘く無い。 |