これがタグボートだ
タグボートを間近で見る。デカい船を引っ張っている時は「笑っちゃうくらい小さい!」と思ったが、こうして間近で見ると意外にも大きかった。舞の海や寺尾といった小柄だった力士も、実際に間近で見るとけっこう大きいらしいので、つまり周りの船がデカ過ぎるからすごく小さいように見えていたのだ。(ちなみに寺尾は185cm。全然小さくない。)
もっとも、今回私が見たのはタグボートの中でもかなり大きいものだそうだ。6000馬力もあるという。6000馬力と言われてもピンと来ないかも知れないが、馬6000匹分と思うと凄さがじわっと来る。これはこのサイズの船にしては異様なパワーなのだそうだ。
今回案内して頂いたのは、タグボートを所有する洞海マリンシステムズ株式会社の田島さん。さっそく中を案内してもらうべく、船に乗り込んだ。
田島さんは当たり前のように細い架け橋を歩いていった。が、この橋の細さはどう見たって当たり前じゃないと思う。
田島さん曰く、乗組員がここを渡っていて落ちたという話はあまり聞いたことがないという。むしろ酔っ払ってその辺を歩いていて海に落ちた話はしょっちゅう耳にするそうだ。緊張感がない場面の方がむしろ危険だということか。
実際渡ってみたら意外と安定感があり、私でも大丈夫だった。 |