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フェティッシュの火曜日
 
世紀の発明!自転車セグウェイ初公開

 

「モデルは女性の方がいいだろう」というので同行の後藤の試乗

筆者は「下手だ」「下手だなあ」「子どものほうが上手い」とかさんざん言われて気分を損ねかけた

こ、これがベロウェイか

ガッチャンコ、ガッチャンコ、とペダルを踏むと直立のまま前方に進む。エンジンやモーターの類は一切ないため、静音であるのはセグウェイ以上であり、自転車と同等である。

むむ、直線はかなりのスピードが期待できる(時速12kmくらいは出るという)が、カーブにおいては内輪差からかるいブレーキがかかるのでちょうど良い。

そしてブレーキをかけて止まる。当然、前に体重がかかるが基本的には三輪の後方に重心を置いているので倒れない。いや、動画内では少しぐらついてる瞬間もとらえてる。しかし倒れない。

無理に前にいくと倒れるだろうが、「倒れないって言われてるのに倒しちゃった」の空気を考えると心理的なブレーキがかかる。物理的+精神的のダブルブレーキで止まるのだ!

(補足しておくと、操作に慣れたら倒れないらしい)

 


ベロウェイのしくみ

早くもおなかいっぱいになりましたが、ベロウェイのことをもっと知ろう。


ベタっとした鉄板に左足を置いて、ペダルをこぐ、というか踏む
これは一年前に登場した阪上号についてたミラー!まさかここで再会するとは思わなかった

逆V字の付け根にある計器は速度計。ここにある理由は「線が短かったから」だそうである。
逆V字の支えは取り外し可能。外すとバランスがとれないモンスターマシンと化すらしい。「誰も乗れん!」と外してくれなくて残念。

三輪目が肝だ

ベダルで回転するのもブレーキをかけて止まるのも、そして体重を置いておくのも三輪目の部分に集中している。セグウェイにもう一輪ついた形というよりは、この一輪に二輪がくっついたと考えるのが筋なんじゃないだろうか。となると、「三輪車版一輪車できた!」なるのが論理?いや、それは絶対にちがう、と体験したおもしろ感覚が論理を超える。

え!?二輪でもできるの!?

二輪でできまへんの?とみんなが気になってることを身代わりになって聞いておいた。「できんこともないです。」と驚きの答えが。

ただその際は26インチ以上の車輪にして、輪の中心から下に降ろしたところに重心を置く、と。技術的にも難しいようだし、何より不恰好だ。そんなでかい車輪はセグウェイではなさそうだ。

基本的な技術が支えている

たとえばこのフレームの素材を何にするか?鉄でいくとなったらどの鉄でいくか?角度は?長さは?ベアリング入れる?さあ、セグウェイを自転車で作ろう、という絵から実際のこうしたおもしろ自転車体験に落とし込む最後のところは技術者の腕なんだそうだ。

今の会社を作る前から変わり自転車に携わっていたので25年以上の技術力。ここはセグウェイにも負けんだろう。いや、負けたとしても、この自信に満ちた表情対決ならセグウェイにも絶対に負けないだろう。顔ならいける!

 


唐突ですが、センスのいい人はすぐこんな風に乗りこなしてました。バイクみたい。

 

 

 
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