・乗ってるのがおもしろい!
自転車フォークリフトの際もここに行き着いたが、阪上さんがこだわるのは乗ってるときのおもしろさである。
「足の横に車輪があると、自分の足になったような感覚」が得られるという。体験するとなるほどと思うのだが、この感覚は視界から来ている。ただ、足に近い、という視界なだけで自分の足感覚が得られるのだから、視覚というのは認識において重要なウェイトを占めているのだなあ、とかそんなことを思わずともおもしろい。
突っ立っててツーッと前に進んだらおもしろいじゃん、そんな感覚。とか突き放した説明の方が分かりやすいかもしれない。
・立ったままだからスカートで乗れる
この辺りはどうでもいいかもしれないな、とぼんやり思っていたのですっぽり聞き逃していた。だって自転車もスカートで乗ってるのだもの。でもミニスカートの人はやっぱりベロウェイがいいか。
・街で注目の的
ちょっと場内一周してあげよか?のお言葉に甘えて走ってもらった。みんなガンガン見て、子どもがついてきたりしていた。進駐軍のジープのようで、チョコやガムなどを配るのに持ってこいである。
・安定しているので工場巡回、空港などで
本家セグウェイからパクってきたのではないかと思わせるほど想定使用場所が似ている。こちらの売りは止まったときの安定感、そしてそれは三輪であることから来ている。セグウェイの2輪にプラス1しているのだ。数の論理で言えば絶対こっちのほうが安定してるはずだ。だって公文で習ったもの。
・直立して乗るので省スペース
電気屋にて、普通のそうじ機と縦置き型そうじ機のどちらにするかで悩んだことはないだろうか?島国日本において土地が持つ魔力はバブル時代に証明された。泡が弾けた今でも、省スペースは美徳である。
普通と縦置き?省スペースな方で!と縦置きを選んだ筆者が後にダニとかに対応しないくらいの吸引力にがっかりしたことはまた別の話であり、今は自転車の話をしているのだ。
・人力なのでエコ
なんだそうだ。阪上さんのモットーである「人力でいけるとこはいきましょう」をまた聞けた。この辺りに興味のない方は「縁起物」感覚で捉えてもいいと思う。よっ!と合いの手を入れるくらいの距離感でもいいと思う。