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ひらめきの月曜日
 
危険なスキマ調査報告ファイル

列車とホームの隙間が開いているところ調査報告2008

結論から言うと、今回のリサーチで危険と判定したのは、4か所。意外と少ないと思われるかもしれない。ただ、この4か所の隙間がとにかく狂気なのだ。ランキング形式で見ていこう。

 

●危険度第4位●
「JR渋谷駅 3番線ホームの駅事務所付近」

渋谷駅は山手線のホームが大きく湾曲していて、全体的に隙間が広く開いている。

最大幅23pという記録もさることながら、ここの恐ろしさは若者の街ならではの人の多さだ。電車に押し寄せる人垣に隠れ、足元が見えないことがある。そこには待ち構えるようにパックリと口を開けているのだ、隙間が。こえぇ!


若者の街にひそむ危険
記録/23p  ※巻尺の数字が見えづらくてすいません

全盛期の工藤をほうふつとさせるカーブ
この混雑ぶりも危険に拍車をかける

 

●危険度第3位●
「JR代々木駅 3番線ホーム西口最寄りの階段付近」

いま自分の体の奥行きを定規で計ってみたら、最大20pだった。
代々木駅の隙間はそれをゆうに超える27p。僕なんぞはすっぽり落ちてしまう隙間だ。

成人男性ひとりを丸飲みする妖怪、スキマーだ。実際ここを乗り越えるときには、背筋が一瞬ゾワワっとなる。


代ゼミの生徒たちも、気をつけろ
記録は27p

成人男性がすっぽり落ちてしまうくらいの隙間

 

●危険度第2位●
「JR四ツ谷駅 3番線ホーム赤坂口最寄りの階段付近」

四ツ谷で危ないのはホームのはじっこだ。全体的にはそうでもないのに、はじっこだけは尋常じゃないくらい隙間が開いている。特に3番線ホーム赤坂口駅最寄りの幅は何と32p、ちょっとしたアドベンチャーであるとさえいえる。

赤坂口の階段から総武線に駆け込み乗車する際は、たいへんに危険なので注意したい。


隙間界のダークホース・四ツ谷
記録32p

 

●危険度第1位●
「JR飯田橋駅 2番線ホームの駅事務所付近」

そして、栄えある第1位は飯田橋。幅は四ツ谷よりわずか5ミリ長いだけだが、ここの場合はホームの端から端まで、もれなく隙間が広く開いている。そのため注意を喚起する看板の数も半端ではない。

きっと実際に落ちる人も多いのだろうと思う。ホームの真ん中あたりでは、高い台の上から駅員さんが監視の目を光らせている。夏休みの市民プールみたいだ。


ここのホームにこそ橋をかけてもらいたい
最高記録32.5p

この隙間、アスレチック気取りか!
いたるところに注意喚起の看板がある

このように、どこももれなく危険なのだ。

これらの駅を利用する際には、どうか油断することなく、だが決して臆することなく、隙間を乗り越えてほしい。


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