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ちしきの金曜日
 
作家と行く 〜 福岡一周160円の旅

西小倉 (14:17) ⇒ 田川後藤寺 (15:13)

 さて、ここからが福岡大回りならではの見どころ満載のエリアとなる。言い換えれば、大都市近郊区間っぽくないエリア、とも言えよう。


〜 三崎さんによる福岡大回りの旅の見どころ (3) 〜

西小倉〜田川後藤寺
 ・西小倉駅を出てすぐにフリーゲージトレイン(試作車)。
 ・北九州モノレールの車両基地
 ・セメント採掘で削られた山
 ・セメント採掘で標高500mから250mまで低くなった香春岳一ノ岳


わっ!フリーゲージトレイン!

 西小倉駅を発ってわりとすぐ現れるのが、「ちょっと見てきて」にも写真が載っているフリーゲージトレイン()の試作車。JR九州の小倉工場にあって、車窓から見える。興奮!

フリーゲージトレインとは
 新幹線と在来線ではレール幅が違うので普通はどちらかしか走れない。が、車輪の幅が可変式になっていてどっちのレールでも走れるようにした列車がフリーゲーイトレイン。西九州新幹線・長崎ルートでの採用が検討されている。

あーーー!

 しかし見えるのはほんの一瞬。
 次にシャッターを切った時にはすでに車庫の窓からかすかに姿が見えるだけだった。

一応、モノレールの車両基地

 次の見どころ、モノレール車両基地は、ボーッとしてしまってうまく写真に収められなかった。さきほど2コ食べたかしわめしの消化活動に血液が集中し、脳ミソが手薄になってしまった。

地図上で見たモノレール車両基地。 (大きな地図で見る)
セメント採掘で削られた山

 続いて車窓に現れたのは、セメント採掘で削られた山だ。

切り取ったように上が真っ平ら。
次は「採銅所」。すごい駅名!
「大都市近郊」とはかなり遠い感じの響きに興奮。
セメント採掘で標高500mから250mまで低くなった香春岳一ノ岳

 削りすぎて標高が半分になったという山。
 これは家に帰ってからグーグルマップで見た衛星写真がわかりやすくてすごかった。

衛星写真で真上から見るとよくわかる。 (大きな地図で見る)
削り取られた山のふもとには、でっかいセメント工場。 (香春駅前)

 スケールのでかい光景が続く。

 ところでこの160円の旅、三崎さんは小学生を5、60人引き連れてやったというが、小学生の反応はどうだったんだろう?
小学生はやっぱり駅の外に出たいって言い出すんですよ。なんで出られないの?って。それでも何年かやったのですが途中からは普通にどこかに行って帰ってくる旅に変更しました。

うーん、なるほどー。


〜 斎藤による福岡大回りの旅の見どころ (2) 〜

西小倉〜田川後藤寺
 ・ここの扇風機のON/OFFは手動。


扇風機のスイッチ
自分でON/OFFして温度調節できるのでけっこうイイです。

田川後藤寺 (15:16) ⇒ 新飯塚 (15:36)

 再び乗り換えて、今度は後藤寺線を西へと行く。 
 見どころはさらに続く。

車両もけっこういろいろバリエーションがある。

〜 三崎さんによる福岡大回りの旅の見どころ (4) 〜

田川後藤寺〜新飯塚
 ・セメント鉱山の中を走る路線
 ・ボタ山


今度は思いっきり工場内というところを走る。
車窓一杯に広がるセメント工場。
右も左もセメント工場
ここが福岡大回りの最大の山場か
大都市近郊という言葉が軽く吹き飛ぶこの眺め。
「旅」って感じだ。
三崎さんは終始、地図を片手に位置を把握していた。
次のみどころは、ボタ山
ボタ山。別アングルで。

 ボタ山とは、石炭を採掘した時に出たカスを積み重ねてできた人工の山。けっこうでかくて、いやかなりでかくて、言われないと人工の山とは思えない。

 山を削って半分にしたり、そのカスを積み上げてまた山にしたり。人間ってすごい。

人間が作った山。昔話とかに出てきそうなエピソードだ。
新飯塚駅に到着。

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