一年を振り返るにはまだ少々はやいが、ぼくにとって2008年は「ジャンクションの年」であったと言えることは、もはや間違いない。今年の年明けにジャンクションをみんなで見に行った時の様子を記事にしたが、実はそのあと2回も同様のツアーを行っている。
自分でもどうしてこんなことを1年に3回もやったのか不思議だ。「ついカッとなってやった」というのはこういう状態を指すのだろうか。いや、べつにカッとはなってなかったと思うけど。
(大山 顕)
■「臨海編」と「郊外編」とか銘打って
記事にした第1回は正月明け早々だったが、第2回は季節の良い春に、第3回も同様の理由で秋口に行った。真夏とかに行くとしんどいからね。つらいことはしない。これはぼくの信条だ。
募集はぼくのサイトで行っただけだが、両方ともに30名ほどの人が集まった。顔ぶれはまさに老若男女と呼ぶにふさわしい。そしてみんな素敵な人たちだ。いわゆる「オタクっぽい」人がいない。ぼくぐらいか。
いやはやジャンクション鑑賞界の層の厚さを感じさせる。ジャンキー(ジャンクション好きのこと)ってけっこういるのね。
第2回は「臨海編」として東京湾臨海部にいらっしゃる「辰巳ジャンクション」「東雲ジャンクション(仮称)」「有明ジャンクション」「浜崎橋ジャンクション」の4つに会いに。第3回は「郊外編」として埼玉県の雄「三郷ジャンクション」「川口ジャンクション」を見に行った。
特に後者の埼玉県の作品はかねてから皆さんに見ていただきたいと思っていた素晴らしいもの。
ち なみにぼくは千葉っ子。首都圏においてはなにかと埼玉県と比較検討されがちな県の出身なわけで、両県の人間はことあるごとに火花を散らすものとされている が、ことジャンクションに関しては埼玉県に軍配を揚げたい。残念ながら千葉には魅力的なジャンクションがひとつもない。そこへ埼玉ときたら三郷だけで圧勝 なのに、ダメ押しのように川口ジャンクションまで。死者にムチ打つとはこのことである。
■ちょうすてきなジャンクションを見る人たち
まずはとにかくちょうすてきなジャンクションと、それを愛でる参加者の様子をご覧いただきたい。どうぞ。【いずれも画像クリックすると無駄に大きくご覧いただけます】