翌日起きて一番にシリコンを確認すると、しっかり固まってる。固いけど若干ブニンブニンしてる感触が体育のマットみたい。
これをひっくり返してシリコンからハンドと粘土を取り出す。粘土はマイナスドライバーを使って掘り出すようにやってみたら、これが土の中から芋虫を掘り起こしてるみたいで楽しかった。
中身を取り出して型が完成したら、柔らかく固まる「人肌のゲル」というのを注入する。
ハンズの店員さんの言うことには、あのぺったんハンドのベタベタする素材に一番近いのはこれだということだった。硬化後はゴムのようにやわらかく、またベトベトくっつくらしい。
これもまた割と値がするので出来るだけ少ない量で作りたい。
人肌のベルが固まるまで思いのほか時間がかかり、待ってる内に夜が明けた。
ゲルを触るとかなりべっとりくっついてくる。これで固まった状態なのかどうか自信がないが、これ以上待ってるとまた翌日になりそうなので、これで固まったということにしよう。
ちぎれないようにちまちまと型から外すこと2時間、作業開始から数えると2日かかってようやく超のびーるぺったんハンドが出来ました。
約48時間かけて作っただけあって、こんなのでも出来てみるとうれしい。うれしさ余ってあらゆる角度から接写してしまった。いまの自分にとってはグラビアモデルである。
持ってみると自信の重みでだらーんと伸びていく。くっつかないように手以外の部分に粉を振ってるので、見た目も扱いも中華料理で麺を伸ばす人そのもの。
ではこの超ぺったんハンドのポテンシャルを見てください。