デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ


ひらめきの月曜日
 
別の意味での「鳥人間コンテスト」
 


 「鳥人間コンテスト」というテレビ番組がある。1977年から毎年行われている、人力飛行機の大会だ。

 自分たちで設計した飛行機で大空を飛ぶ。かっこいい。それを例えて「鳥人間」と言っているのだと思う。それはそれでいい。夢があると思う。

 ただ、「鳥人間」にはもっとネイティブな意味があっていいはずだ。別の意味での鳥人間──それは、「鳥っぽい人」という意味だ。いるよね、そういう人。

 本物の鳥人間コンテストには出られないが、別の意味での方なら行うことも出場もできる。そういうわけで、参加者を募って開催してみました。

小野法師丸



●競うのは飛距離ではなく、鳥っぽさ

  本家「鳥人間コンテスト」を見るたびに、いつもすごいと思わされる。そして同時に、自分には無理、とも感じさせられる。

 飛行機を設計する知識や技術はもっていない。設計図があったとしても、たくさんの人と協力して飛行機を製作したり、根気強く調整を重ねたりすることを考えると、自分は鳥人間になれないと思ってしまう。

 そっちの意味での鳥人間はあきらめた。もっと手軽に、誰にでもできる「鳥人間コンテスト」があってもいいじゃないか。


参加者のみなさん

 それは、鳥っぽさを競う「鳥人間コンテスト」。自分で思いついたことながら、あってもいいけど別になくてもいいコンテストだと思う。

 時間もコストもかからない。必要なのは、鳥っぽさとそれを表現するちょっとした勇気だけだ。


公正にジャンケンでフライト順を決める

 エントリーしたのは筆者の他に、デイリーポータルZ編集部から、ウェブマスターの林さんと工藤さんだ。鳥人間の素晴らしさを世間にアピールする意味も込めて、編集部近くの公園を会場とした。

 鳥っぽさを競うがゆえ、人の鳥っぽさもかなり気になってくることだろう。フライト順がメンタルに与える影響も大きいと思われる。公正にジャンケンで順番を決めることにした。


ポ、ポー(練習中)
ポーポー、ポポー(練習中)

 ジャンケンの結果は私が勝利。嫌なことは先に済ませてしまおう、という気持ちが頭をよぎり、まずはトップバッターで行くことにした。

 フライト前のウォーミングアップを余念なく行う。ポポポ、という鳴き声からして、鳩系で攻めるつもりのようだ。動画でご覧いただこう。


エントリーNO.1「キジバト」

 鳴き声がいつも気になる鳥として、キジバトをチョイス。

 ただ、実際に姿を観察したり、動きを見たりしたことがあるわけではないことが、素人っぽい動きからもわかると思う。一応家で練習してきたのだが、本番のプレッシャーからか本来の力を出せていない気がする。

 鳴き声も後半は適当だ。うーん、これでは高得点は狙えないのではないか。

 とは言ったものの、今回の鳥人間コンテストでは主催者側が得点を出すということはしない。ご覧になった方それぞれが審査員気分で感じていただければと思う。ナンバーワンにならなくていい、もともとそれぞれがオンリーバードなのだ。

 続いてのエントリーはウェブマスターの林さん。日本各地でハトを観察したり(参考サイト)、当サイトでもハトに関する記事を執筆するなどして、ハトに関する造詣は深いと思われる。やはりハトで攻めてくるのだろうか。

※林さんがこれまでに書いたハト関連の記事は、ざっと調べただけで5つもあってびっくりしました。( )

 そんなわけでハトに対する基礎体力がある林さんだが、それに加えてフライト前になにやら取り出した。


かぶりもの登場

 ハトのかぶり物である。まさに「飛び道具」だ。

 これまでのハードな使用のためか、片目とくちばしとが取れてなくなってしまっているが、ベースの色合いといい頭の丸さといい、ハトらしさは決して失われてはいない。

 ハトをかぶって外界を遮断すれば、ハトになりきる集中力も高まるだろう。これは強敵が現れた。


エントリーNO.2「ドバト」

 演技派だ。さすがにハトを見てる量が違う。

 モチーフは公園などでよく見かける、最も親しみのある鳩であるドバト。鳴き声や翼といったわかりやすい特徴に頼らなくても、あからさまにハトだ。


「もう1回、もう1回やらせて!」

 実はこの動画、2テイク目のものである。1テイク目を撮影した後、「あ!首の動きつけ忘れた!」とのことで、もう一度撮ったものなのだ。

 そのときは「そんなの知らねえよ」と思っていたのだが、それは私がわかっていないだけだった。首の動きを加えたことで、ハトっぽさがグッとアップしているのだ。

 片目とくちばしがないことで、やや前衛っぽく傾いて見える点が、鳥人間コンテストとしてはマイナス要素と言えるのかもしれない。それにしてもこの動きをすらすらと出せる人はそうはいないと思う。


つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation