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ひらめきの月曜日
 

残った骨を有効活用したい

この部分もなんとかしたいわよねぇ。

肉でも魚でも、可食部分をおいしく食べた後には骨が残 るものだが、あれって果たしてゴミなんだろうか。

…うん。ゴミだ。あれは誰がなんと言おうとゴミだ。だ から捨ててもなんの罪悪感も持たなくていいんだ。気を 確かに持とう。

しかし、肉の骨は長時間グツグツと煮続ければ中からお いしいエキスが出てくるし、魚の骨もカラッと揚げると うまい。それは分かっているのだが、だからといってそ うそういつも出来ることじゃない。

たとえ最終的には捨てることになったとしても、どうに かして骨を有効活用できる方法はないものだろうか。

高瀬 克子


元に戻っている

たとえばこういうことだ。

携帯で撮った画像で失礼します。

 

これは、夏に北海道から買って帰ってきた「骨付きソーセージ」の写真だ。本来ならゴミになっているはずの骨に挽き肉がまとわりついて、そりゃもうべらぼうにうまかった。

骨から肉を取っておいて、それをまた元に戻すとはどういうことだ? と腑に落ちない点もないことはないが、おいしくなってくれるんなら文句はない。たぶん骨からいい何かが出ているんだろう。ってことは…

まずは肉でやってみよう

骨に挽き肉を後付けすれば、それなりの物が食べられる
ってことなんじゃないか?

 

というわけで、いきなり鶏ガラの登場です。 これが、ダシを取ったあとの姿。

子どもの頃、晩ごはんが待ちきれず、母に「ごはんまだ ー?」と言うと、鶏ガラでダシを取る料理があるときは 決まってコレが出た。

「我慢できないなら、コレでもほじってなさい」と。

鶏ガラに塩をパラッと振ったら、 手で残った肉をほじって食します。

 

娘に骨を与える母親。(注:人間です)
いま思うと「ずいぶん野性的な家庭だったな」と思う。

極限までにお腹が空いた状態だったことも手伝ってか、この肉が非常においしかった記憶がある。裏側にちょっと残った内臓も、味が変わってて好きだった。奥まで手を突っ込んで、指を脂まみれにして夢中で食べた。

こういう環境で育てば、そりゃあ肉や臓物が好きになるよなぁ…という話である。

 

大人になっても夢中で食べた。もっと攻めてもよかったが 自制。こういうところが大人の証か。 首の部分は手を使わず直接かじる。結構肉が残ってるもん ですぜ。

肉は、ほじったらそのまま口に入れたもんだが、今回は特別に「いったいどれだけの肉があるんだろう?」と別の皿にまとめてみた。(首肉以外)

そしたらアナタ。これが結構な量だったんですよ!

たしかに、これだけあれば晩ごはんまで空腹を凌げる。

 

違う皿だといまいち量が分からないので、同じ皿に骨と肉を乗せてみた。さあ、一緒に驚いてください!

 

ほら! すごい量でしょう!

 

こりゃすごいことですよ。鶏ガラは、正式名称を「鶏のガラと割と多めの肉」に変えた方がいいんじゃないか?ってくらいに肉が残ってた。

いやあ、感動しました。世の中、そう捨てたもんじゃありませんね。

ここからひと仕事

もう記事を一本書き終えた、ってくらい興奮してしまったが、ここからが本題です。

 

味をつけた鶏の挽き肉を残ったガラに塗りたくる。 裏側も丁寧に。

これは、原理としてはさっきの骨付きソーセージと同じじゃないか? いくらダシを取った後とはいえ、きっと骨がなんらかの作用をもたらしてくれるに違いない。


そう思いながら挽き肉を全体に塗ってオーブンで焼いてみた。

どーん。

 

「モスラの繭か、はたまた巨大なピーナッツか」と見まごうばかりの豪快なものが焼けて満足だ。

果たして、挽き肉の味は変化したんだろうか。

 

 

 
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