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ちしきの金曜日
 
共食いキャラクター韓国編

仕事で韓国に行っていた。韓国と言えば日本では焼き肉のイメージがつよい。さぞかし多くの焼き肉屋があるのだろう。だとすれば、アレだ。アレを見てこないわけにはいかない、と楽しみにしていた。その結果は、いかに。

大山 顕



■期待半分、不安半分

「アレ」というのはもちろん「共食いキャラター」のことだ。


食べる気まんまん

以前この「共食いキャラクター」に関する記事を書き、クラブ活動でも共食いキャラをせっせと集めていた。その後もこつこつと捕獲し続けており、もはやぼくのライフワークになりそうな勢いだ。こんなものがライフワークでいいのか。みなさんライフワーク選びは慎重に。

かくして韓国での新たな出会いに期待していたのだが、一方で不安もあった。というのは、以前中国へ行った際にも同様なワクワクを胸に勇んででかけたのだが、なんと、かの国には共食いキャラクターがいなかったのだ。

共食いの無い国。ブタやウシなどにとっては安息の地と言える。ぼくも彼らと共にその安寧を喜びたいとは思うが、落胆の気持ちも隠せない。これは病というものかもしれない。

はたして、韓国はどうだ。


いざ、繁華街へ

■ちょういた


豚肉の焼き肉屋に、ブタ、いた!
牛肉の焼き肉屋に、ウシも、いた!舌なめずり!
チキンがチキンを料理!そして乾杯!
カモ肉料理の店にも!かわいい!かわいそう!

肉屋のパッケージにも。なにをそんなに急ぐのか。

ご覧の通り、たくさんの共食いキャラがいらっしゃった。出現頻度は日本をしのぐかもしれない。これは我が国もうかうかしていられない。

上の共食いの方々は、無難なオーソドックスタイプ。表現にも安定感があり、安心感のある共食いキャラだ。共食いに「無難」も「安心感」もないもんだが。

そして日本でもおなじみの個性派タイプもちゃんととりそろえていた。


飛び散る汗。解釈が難しい表情。びみょうに絵がヘタ。
びっくり表情のウシ。焼き肉屋の宣伝させられりゃあ、そりゃびっくりもするわ。
これは珍しい。背中で語る共食い。そこに漂うのは、悲哀か、後悔か。
3Dで迫り来る共食いキャラ。へんに長身。うつろな瞳。ニヒルな口元。こわい。

いかがだろうか。目の肥えた共食いキャラ鑑賞家も満足のラインナップ。そして日本と同様、韓国の方々も、共食いであることに何の疑問も持っていない様子。だれか韓国に共食いキャラ鑑賞家はいないのか。デイリーポータルはないのか。

 

■韓国ならでは

日本の共食いキャラを見続けてきたぼくだが、そのぼくが「おや?」と思った韓国ならではの特徴があった。それは「なぜかサムアップ」である。


生々しい実写による仲間の肉をアピール。舌なめずり。そしてサムアップ。
ウィンクしながら牛肉販促。そしてサムアップ。
鳥料理にて。仁王立ちでキメた共食いキャラ。おまえに親指があったとは。
みじんも迷いの感じられない表情と体勢。そして親指。

日本ではあまり見られないポーズである。おそらく韓国の人自体が、日常的にサムアップをするのだろう。身振りの文化がよりによって共食いキャラに表れたということか。文化の表れどころも慎重に選びたいものだ。他山の石としたい。


 

 
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