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土曜ワイド工場
 
湯たんぽを水筒としてピクニックに持っていく
これは水筒です。


11月も半ばに入って湯たんぽが手放せない時期になりました。

湯たんぽは良い。手軽で電気を必要としないし、なんといっても保温力がとても高い。 一度お湯を入れれば二日ぐらい温かさが持つ。

そこで思い付いた。湯たんぽを水筒としてピクニックに持っていけば抜群に良いかもしれない。

湯たんぽにはお湯がタップリ入って保温力も高くそして暖かいなら、お弁当を温められるし 中のお湯でカップ麺も沸かせる。寒くなったら湯たんぽを抱けばいい。

ピクニックに持っていこう。

小柳 健次郎



限界までタップリとお湯を注ぎ込む
湯たんぽをバックに入れてピクニック

持っていく湯たんぽは、昔ながらの洗濯板みたいな湯たんぽ。普段はこれにカバーを掛けて使うのだが、今回は湯たんぽの熱を最大限に活用したいためそのままの姿でバックに入れる。

いつも布団の中に入れられてる湯たんぽにとってバックの中に入れられるというのは訳が分からなくて申し訳なく思います。

そしてバックはずっしりと重い。分かってたことだけど実際に入れてみたら想像していた以上にくる。

これで歩くのか、といきなり心が暗くなるピクニック。

実にすっぽり入った。
重いわー。

 

お弁当とお茶を湯たんぽと共にバックに

ピクニックへの道すがらお弁当とお茶(冷たい)を買う。これを湯たんぽと一緒にバックの中に入れて、お弁当はどれくらい温まるか。お茶は冷たい状態からどれくらい温まるかの実験をしたい。

なぜ温かいお茶を保温できるか、ではなく冷たいのを温かくできるか、にしたかというと単にうっかり間違えて買ったからです。レジで気づいたときには手遅れでした。


お弁当を入れると温められたためか唐揚げの匂いがしてきた。
冷たいお茶はあたたか〜いになるだろうか。

 

ミニ情報:膝に乗せると温かい

ピクニックの目的地には電車で行くのだが、その時湯たんぽについて気づいたこと。


足下に置くと布団に入れてるときのように温かいかと思ったら特に熱は感じず。
でも膝に乗せてるとかなり熱さを感じることが出来ます。

ただ長い時間膝に乗せてると重みでしびれてくるので注意が必要です。

ということを発見したとき、個人的にはすごい有益な情報だと思いました(いま思ってません)。

 

目的地の駅に到着

札幌から電車に揺られること20分。ピクニックの目的地がある駅に到着。


こんな逆光&分かりづらい場所で撮ってるのは三脚を忘れたからです。

ピクニックの目的地に選んだのは野幌森林公園。過去に元当サイトライターの加藤さんが勇者になって上った塔のあるところ。(参考→勇者気分で塔にのぼる

選んだ理由は「森林で公園だから」というシンプルすぎる理由です。ピクニックといえば森林で公園でしょう。


RPGでいうと湯たんぽは防具かもしれない。

 

ところで歩いてるとき温かいか

という問いには、率直に「温かいけどそんなでもない」と答えます。

バックを通してだと体温よりちょっと上ぐらいにしか感じないのだ。冷めてしまったのかと思って湯たんぽを直に触ってみたところまだ火傷するぐらい熱いのでバックが厚いのだろう。

それにこの日は雲ひとつ無い曇り空で、日差しの方が暑かった。それと比べても温度が低く感じるのかも。


この状態だと湯たんぽの熱はたいして感じない。
表面温度6000度には敵わない。

あと歩くとチャプンチャプンと水の揺れる音がして、温かさそれほど感じなくても常に湯たんぽの存在を意識することが出来る。すれ違う人にも不本意ながら意識させられる。

 

もう冬なので誰もいません

しばらく歩いて塔付近の草原に到着。このときの気温は11度ぐらい。この時期にしては温かい。

そうはいっても初冬なので、草原にはまったく人がいなかった。


ぽつねん。

公園自体にまったく誰もいないというわけではなく、ちらほら通っていく人はいる。でも芝生で休む人、ましてやピクニックしてる人なんていない。この時期にしては温かくてもピクニックには寒すぎる。

だがそういう環境でこそ水筒代わりに湯たんぽの有用性がハッキリするんじゃないだろうか。


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