そしてついに、私は茹でたてズワイ（雄）を買うことに。3500円でした。
どどーん。なんて立派な…。どうしてくれよう。
パカっとね。ひらくのよね。食べやすいよねカニって。
やはり、香箱カニと同じく、カラが柔らかくて、しゃぶっても大丈夫であった。甘い、ホワーっとしている。ふっくら、ぷりっぷり。 ミソもスッとした味だ…、あわい、いくらでも食べられる…。
結局、ひとりで１パイ食べた。
Ｔちゃんは「もう浜茹でしか食べられないね、っていうかカニは食べ飽きたね！」とバチ当たりなことを言っていた。
カニだけで腹いっぱい。 放心状態。
こんな、こんな、こんなことが自分の身の上に起きているなんて…。 現実なんだろうか？
ほかにもこんなの売ってました、加賀牛も美味し。
干物など、能登の名物も。「能登」ってついてると、何でも美味しそうに見える…。
地元の魚や、活けガニも売ってました。「フクラギ」って何だろうと思ってきいたら、ブリ（イナダ）のことでした。
カニをどかんと入れたうどんや、カニミソをどかんと乗せたおにぎりも。
そうめんを使ったおいなりさん、なんていうものもありました。「このへんの名物なんですか？」と聞いたら、「いや、イベントごとで売るだけですね」ってこたえられたんですけど…、んん！？
事前にホームページを見て、買った「かにチケット（１枚2500円）」で、お土産を引き換えた。 かにチケット！ かに！ チケット！ どんなチケットよりも素敵な響きだ。
袋の中には、ズワイガニ１匹と、香箱ガニ３匹を茹でたものが入っていた。安い。
帰る頃には、全身がかに臭くなっていた。 仕方がない、２時間くらい、夢中で食べていたのだから。
移動中、手を何度か洗ったが、なかなかとれなかった。困りながらも、顔はにやけていた。
カニまつりで、新鮮なカニを食べ過ぎちゃって、カニ臭くなっちゃんたんだよね〜。
こんなふうに困ることは、これからの人生、たぶんないだろう。
帰路、「カニの袋から匂いがもれたら、帰りの電車の中で、他のお客さんに迷惑かけるねえ、何かビニール袋をもっと買おうよ」と、金沢でスーパーに寄った。
そしたらカニが無造作に売られていた。金沢の人、ちょう羨ましい！
地元産のもので出来た寿司やお弁当もあった。いいなあコレ。
■いい夢見させてもらいました
今まで名前も知らなかったけど、「加能ガニ」、美味しかった。 越前ガニ、松葉ガニと種類同じなのに、マイナーな輪島のカニ。 きっとこれから、大ブレイク、間違いなし。
だって、美味しいから。
かーに！ かーに！ かーに！ かに最高！ かにうまーーーーい！！！！！ 君も食べればいいじゃない！
………さて、いつもの地味な生活に戻ります。 かにのいない生活に。
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