で、祖父の遺品の中に面白いものがあった。新聞の切り抜きだ。2008年4月18日の南日本新聞の夕刊。見れば「ねこんくそしゅっ」とある。鹿児島弁で「猫の糞小路」という通りが市内にあるとのこと。なんだそりゃ。
祖父は医者だった。団地とか工場マニアだという話は聞かなかったので、孫のぼくとは異なる趣味の持ち主であったと思われる。でもやっぱりこういう話題を面白がったようだ。わざわざ切り抜いてとってあったのだから。
今年の4月時点の祖父はもうかなり足が弱っていて満足に歩けない状態だったと聞く。興味はあったようだが、おそらくこの「ねこんくそしゅっ」を訪ねることはできなかっただろう。ならば、ぼくが行ってみようじゃないか。 |