府中市の玄関口にあるアイツ
神社の入り口に、歩道を遮るような形で「でーん」と現れる巨木。府中駅を南北につらぬくケヤキ並木の終点に、この神社があり、観光客から見ると、並木の最後にいわばダメ押しの恰好でケヤキがあるように見える。つまり、府中市の玄関口にある巨木だといっても差支えないだろう。
樹周(幹の太さ)6.8mと、かなり巨木だが、樹高(幹の高さ)はそれに比べて7.0mの小ぶりである。つまり、太っちょな木だ。
ここまでかなり若々しい巨木を見てきたが、こちらの巨木は高齢なのかかなり弱っているようでもあり、生き続けてほしいと願う神社の人々によって清められているようだ。
しかし、夜になってネオンに照らされる巨木は、ベテラン俳優のように、古さの中に色気を感じる気がした。
|