白神山地と呼ばれる場所は相当な広範囲に渡るが、実は世界遺産に登録されているエリアはそのうちのごく一部分。白神山地の観光地として有名な十二湖は登録エリア外であるし、暗門の滝も世界遺産の登録エリア(核心地域)ではなくその周囲に設けられる緩衝地域の中だったりする。
それもそのはず、白神山地の世界遺産登録エリアは原則立入禁止なのだ。核心地域へ入るには、何らかの理由をもって許可を得なければならない。
しかし核心地域へ入れずとも、そのすぐ側までは行くことはできる。代表的なのが白神岳だ。白神岳は世界遺産登録エリアとそうでないエリアの境界に頂上がある山。なかなか大変な登山ではあるが、頂上まで登れば核心地域を眺めることができる。 |