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ロマンの木曜日
 
明治から続くロケット祭り 朝比奈大龍勢

ちょっとちがう五目焼きそば

出てきた五目焼きそばを見て、さらにうれしくなった。
見た目がいわゆる普通の五目焼きそばと違うのだ。
チャーシューと錦糸卵がのっている。
そして麺が細い。


ビジュアル的に今までと違うのが出てきた

細めの麺がよく炒められているので、揚げ麺と炒め麺との中間くらいの食感になっている。
これはたしかに僕が食べたことのない五目焼きそばかもしれない。


強めに炒めてある

ラスト五目焼きそば

最後に入ったのは日昌亭というお店だ。
このお店は評判も高く、先ほどの福昇亭とも兄弟店ということで、期待も高まる。


シンプルな外観で何度も通り過ぎてしまった

ついに証明か

こちらもメニューのトップが焼きそばだ。
しかも、五目とはかかれておらず、「やきそば」とだけ表記されている。
一般的にはこういうたたずまいのお店で焼きそばを注文すると、ソース焼きそばが運ばれてきそうな感じだが、そうではない。
「上田では焼きそばといえば五目あんかけ焼きそばだ」といううわさが、ここでかろうじて事実だと証明できた(ことにする)。


やきそばといえば五目なんですよ
そしてこの店でもお酢とカラシが

小を注文

福昇亭と日昌亭、立て続けだったので「やきそば」の小を注文した。
しかし、出された焼きそばを食べて小を注文したことを後悔した。
量が少なすぎてではない。
おいしいのだ。
おいしくて、もっと食べたくなってしまったのである。


並盛りだとチャーシューがのっているようです

日昌亭はあんかけの味がやわらかで、サクサクやわやわうまうまといった感じだ。
細麺の焼き加減が、固すぎなくてちょうどよい。
なるほど、これは上田の人が名物だというのも納得できる。

細麺の焼き加減が最高


名物とか、どうでもいいじゃないか

東京に戻ってから、奥さんが上田市出身だという人に話を聞いたところ、実家に帰ると奥さんは必ず日昌亭のやきそばを食べるとのことだ。
でも奥さんのお父さんは福昇亭が好きで、上田市民は日昌亭派と福昇亭派に二分されるんだ、と大げさなことを言っていた。
そのくらい上田ではどちらも有名な店なのだろう。
他にも何店か、このお店で修行した人が開店している焼きそばがおいしい店があるようで、上田は「あんかけ焼きそばの街」だといってもどうやら間違いではなさそうだ。
佐久に関しては、もしかしたらちょっと違うのかもしれない。
でも、山水の五目焼きそばはおいしかった。
つまり、五目あんかけ焼きそばはおいしいし、おいしいお店の料理はおいしいということだ。
おいしいご飯はとにかくうれしい。

という結論で、どうだろうか。


 
 
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