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見てきてジャーニー
 
知らない町には変わった岩もあるけどすき家もある〜見てきてジャーニー・八戸編
崖もあるよ!

年末年始、帰省するひとも多いことでしょう。

かまぼこ食べてテレビを見て、でも結局はあんまりやることがなくてマックスバリューに2時間いたり、洋服屋で福袋を買ったら「カウボーイかよ!」と言いたくなるようなジャケットが入っていたりすることだろう(またそれを母親がほめるのでへこむ)。

そういう正月も嫌いではないが、「ちょっと見てきて」の投稿にこたえるのもいいと思うのだ。それがなければ行くことがないような場所に行くことができる。

八戸で「ちょっと見てきて」を巡ってみてそう思った。(林 雄司

見てきてジャーニーとは?
「ちょっと見てきて」のなかで、なかなか見てきてくれないところを、デイリーポータルZのライター陣が旅をしながら見てくる企画です。


目的は八戸です

一興ではないか、なんて書き始めたがちょっと見てきての未到達ポイントのおさらい企画「見てきてジャーニー」のひとつなんです、これは。

見てきてのルールとはいえ、見てきて欲しい場所を集めておいてなかなか返信がないのも主催者として心が痛む。ならば我々が見てこようという企画である。旅もできる。電車にも乗れる(ここ大事)。

僕が選んだのは八戸。まずはこの見てきてを見てきたい。

見てきて!投稿
[青森県] 種差海岸にある、絵のモデルになった道 (2008.8.7)
投稿者 バンチョー さん
どんなところ?

 東山魁夷の代表作「道」のモデルとなった道が種差海岸にあると聞きました。

 その後自分でも調べてみたら、東山魁夷自身が書いたエッセイ集にもこのように書かれていました。
「種差海岸の牧場でのスケッチ。正面の丘に燈台の見える牧場のスケッチ」が基になっていると。

 「道」が描かれたのはだいぶ昔なのですが、そのモデルとなった道が今現在どんな風になっているのでしょうか?見てきてくれたらうれしいです。よろしくお願い致します。

だいたいの住所 青森県八戸市大字鮫町

調べてみると種差海岸にある葦毛崎展望台ちかくに東山魁夷の碑が建っているらしい。葦毛崎展望台は新幹線で八戸、そこから八戸線という在来線で15分ほどだ。思ったよりも市街地に近い。

旅テンションでなんでも楽しい

八戸駅。駅構内の汁物の垂れ幕がやたら大きい。

垂れ幕が大きいだけで写真を何枚も撮ってしまうのは旅テンションのなせる技である。

駅のポスターは新幹線を擬人化したキャラクターが多く使われていた。これはJR東日本 盛岡支社が展開しているトレインジャーというキャラクター集団だそうだ。(ホームページもあった

はやては男性。

こまちは女性。
こまちとはやては連結します(東京〜盛岡間)。

こまちとはやてで興奮したのは旅テンションのせいではないだろう。鮫駅はコネタ城にも載せたが英語表記がsame stationだった。

同じ駅、それは鮫。
鮫駅の当たり前すぎる案内

ここからタクシーで5分ほどで葦毛崎展望台だ。歩こうかと思ったが前の日に2時間しかねてないのでやめた。出張前は翌日分の仕事もしなければならないので遅くなるし、新幹線のなかで寝ようと思っても興奮して眠れない。新幹線のなかで寝ているひとを見ると超大人だと思う。

タクシーですぐに展望台につく。展望台は崖の上だ。

崖と石に夢中になる

展望台からは海と崖の下の岩が見えた。すばらしいゴツゴツ感である。硬そう!当たったら痛そう!というストロングスタイルの石ばかりだ。

興奮して岩の写真ばかり撮る。

撮りすぎだ。

カメラのメモリーは石の写真ばかりだった。しかもどれも現場で石を見たときの興奮がよみがえらないものばかり。

大自然は自らの目で見るに限りますナ!

というコーナーではなかった。僕の目的は道のモデルの道を探すことだったのだ。

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