期せずしてにじみ出た林さんの狂気
台本の頭に人物の設定が書かれていた。林さんには「抜刀術師範代…淡々と」とだけ書かれている。不親切である。
しかしこの場面ではその淡々と部分が功を奏した。自分が作りたいお菓子をぶつぶつつぶやくのがなんか怖くて可笑しいのだ。この「なんか」怖いの「なんか」部分は林さんについてまわって「林さんなんか貫禄あるな」とか「林さんなんか手が丸っこいな」とか撮影素材を見た人は言っていた。ご本人は演技が大の苦手だそうでもったいない。
クイズについては時代劇が決まったあたりで当の林さんからアイデアが出ていた。年末の長時間時代劇を最後まで見た人がわかる、的なやつでそういうのはある。ただ当たる賞品がゴミライクなまげというのがこちらとしても残念である。