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ちしきの金曜日
 
みんなで建設中のジャンクション鑑賞

■高さ35m、直径175mのコロッセオ

さて、このすてきな建設中のジャンクションは大橋ジャンクションというジャンクションだ。東京の目黒区にあって、中央環状新宿線の南端に位置する。

って言われても自動車に乗らない人にはさっぱりのことだかよく分からないと思う。ぼくもそうだ。

そういうぼくの仲間のために説明すると、最寄り駅は田園都市線の池尻大橋駅。渋谷からひとつ目だ。

中央環状線とは、首都高速の高速道路で、よく交通情報とかで耳にする「都心環状線」のひとつ外側にぐるりと開通する予定のもの。

中央環状新宿線とはそのうち池袋と渋谷の部分。さきごろ開通して話題になった山手トンネルというやつである。

って言われても、やっぱり自動車に縁のない人間にはピンと来ないとおもう。デイリーの読者にピンと来る説明をすると、一昨年末にべつやくさんが歩いて浮かれていた、あれである。


赤い点線の南端に位置するというわけ(「首都高を歩かせてもらった」より)

ほら「かっこいい」って言うのはぼくだけじゃないでしょ(同じく「首都高を歩かせてもらった」より)

ぴんと来ただろうか。ぴんと来なくても、とりあえずトンネルを前に思わず笑顔になってしまったべつやくさんの表情だけは心に留めておいてほしい。トンネルにはそういう魅力があるってことだ。

で、新宿から地下のトンネルでやってきたその中央環状新宿線が、この大橋ジャンクションで3号渋谷線にジャンクションするのだ。

それがたいへんなのだよ。


首都高速道路株式会社大橋ジャンクション|概要図より。右下のトンネルが中央環状新宿線。そこから高架になっている3号渋谷線までえいっと上らなきゃならないのだ。こりゃたいへんだ。

なにがたいへんって、べつやくさんが歩いた中環状新宿線は地下、なのにそこから高架である3号渋谷線までつなげなきゃならない。

この大橋ジャンクションのところでは、地下のトンネル部は深さ35m、一方つなげる相手の高架は高さ36m。計70m持ち上げなきゃならない。

まわりに何もなければループを大きくしてゆるやかに登っていけばいいのだが、ここは目黒区。しかも駅近物件。テキサスの大平原のようには行かない。テキサスのことはよく知らないが。

なので、この大橋ジャンクションのループ部では中をぐるぐると2周する。ループ1周が約400m。約800mで70mを昇り降りする。これはかなりの急勾配だ。

結果として、目黒川のほとりにまるでコロッセオのような建造物が立ち上がることになった。すてきだ。人は困難を解決するときにすてきなものをつくってしまうという良い実例だ。

■平日にもかかわらず集まった仲間たち


コロッセオの前に集合したゆかいな仲間たち。

このすてきなジャンクション、しかも建設中のかっこいい姿を中から拝見できるという機会はそうはない。なんせ、完成してしまったらもう建設中の姿は二度と見られないのだ。あたりまえだが、いつも納得いかない。だったらずっと建設中なら良いのに。

じつはぼくはこの日は2回目の訪問。ここデイリーポータルでジャンクションの記事を何回か書いていたら、それが首都高の方の目に触れてお近づきになることができた。それで見学させてもらったのだ。

みんなもお近づきになりたい人がいたら記事書くといいと思うよ。

その見学がとてもエキサイティングだったので、こりゃぜったい興味ある人には見せなきゃ、と思い、首都高の方にお願いして実現したのが今回の催し。いつもとは違ってちゃんとした催しだ。首都高さんのオフィシャルブログでも紹介されている

残念ながら平日にしか開催できなかったのだが、それでも参加者募集したらあっというまに定員40名に達した。みんな社会人だ。だいじょうぶか。わざわざ小田原から来た人もいたよ。


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