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ちしきの金曜日
 
東京のど真ん中に不思議なダンジョンがある

■「国道」という名前の鉄道駅

それは横浜、川崎の工業地域を走るマニアックな鉄道、鶴見線の「国道」という駅の高架下だ。

インターナショナルアーケードもここ国道駅も、昨年春に記事にした「高架下建築を鑑賞する」以来、すっかり高架下建築に夢中になって訪れたものだ。大阪にも見に行って中津というエルドラドを発見した。その様子も書いた。あれはすごかった。

で、ここ国道駅は、規模こそ中津にはおよばないものの、クオリティでは遜色ない名品中の名品だ。 


目も綾なアーチの連続。どうですか、このすてきな高架下は。これ、駅改札のすぐそばですよ。

改札手前の通路から見下ろすと、こんな。インターナショナル!いや、ここはちがった。

高架下を貫くように走る通路の両脇には、なんともかわいらしい建築がはまり込んでいる。ドア、多すぎない?

天井が高いので、高架下建築としてはプロポーションが奇妙。中に入ってみたい。

しかし、そのほとんどが建て替えを待っている状態。見に行くなら、今しかない。

ここの高架下で、見たところ唯一元気に営業中のお店。その名も「国道」。きけばこの店、その名前から国道マニアたちの行きつけの店だそうです。

外から見るとこんなふう。すてき。

有楽町と国道、首都圏にお住まいの方はぜひ行ってみてください。

■高架下のイベントやります

そして、きたる2009年3月5日に、新宿のジュンク堂という本屋さんで、高架下建築のイベントをやります。今回のインターナショナルな作品を含め、いろいろスライドショーして、その見どころを思う存分ご紹介します。高架下建築好きは、ぜひ。詳しくは→こちら

で、このイベント、実は高架下建築の本の出版記念でして。

デイリーの記事が元で本出すのは2冊めです。ありがとう。詳しくはこちら

今回の記事中でも触れた高架下建築の記事がきっかけで本を作ることができました。思えばデイリーの記事がきっかけで本になったのは2冊目。1冊目はジャンクションだった。これもみなさんのおかげ。いつもお世話になってます。さあ、つぎはどんなマニアックなものを本にしようかな。


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