●オプションオーダー追加、達成感大盛りで
達成感の象徴としてのガッツポーズ。そこにもう一つ、具体物の象徴を追加してみたい。数日前にネットから注文してあったのが届いたのだ。
トロフィーである。ついに手に入れたんだ。
子供の頃から誰かがもらっているのを見ると、いつも強い憧れを感じていたトロフィー。本物は今まで一度ももらったことがないが、注文してお金を払えばそれは手に入るのだ。
努力も物語もなく、自分の手にやってきたトロフィー。なのにこんなに嬉しいのはなぜなんだ。
カタログにはいろいろサイズがある中、今回は手頃な全高32cmのタイプを注文。あんまりでかいのを買ってもあとからやり場に困るので、それほど大きくないのを買ったわけだ。それでも喜びは確かに湧いてくる。
先っちょに付けられる人形はかなりの種類が揃っているのだが、今回はニュートラルに「女神」をチョイス。ザ・トロフィーという感じが出たと思う。
演技をしようと思わなくても、持っただけで自然に笑みがこぼれる。努力も中身もなんにもないのに、トロフィーという記号性だけで気分がいい。
先っちょの他に、台座のプレートに刻む文字も指定することができる。
優勝した気分を味わいたい。でも、特に何かを成し遂げたわけではない。そうした実情を反映させつつ、マルチパーパスな応用が効くようにと、今回は「なにかで優勝」と文字を刻んでもらった。
業者に電話してこの文字を伝えたのだが、内容についてはノーリアクション。さすがプロフェッショナルだ。
こんな素敵なトロフィーが1700円ほどで手に入った。これって安くないだろうか。まさに自分へのごほうびだ。
ガッツポーズと組み合わせてトロフィーを掲げると、さらに気分が盛り上がる。やってることは空虚そのものなのに、ビジュアルでは自動的に達成感みたいなものが出てくるから不思議だ。
このトロフィーについても動画でご覧いただこう。勝手に授与式である。
定番の音楽を流し、ガッツポーズと組み合わせ、一部スローモーション演出も入れてみた。ここまで研究の集大成と言っていいだろう。
繰り返し言うが、何も成し遂げてないし、優勝なんかしていない。それでもこの感動。あほらしさを越えてたどり着いた地平がそこにある。
強く念じれば願いは叶う。そういうことなんだと思う。
さあ、ここまで自宅でいろいろ達成してみたが、世界を広げるために今度は外にも繰り出してみよう。