狭い
うっかり寝台車気分で乗り込んでしまうと、 バスの車内はものすごく狭いということに気づかされる。
微妙な浮かれ気分で弁当やら飲み物やらカメラやら持って座ったら、置き場所がなくて大変苦労した。
はやぶさに乗ったらやっぱり 駅弁を食べながらビール飲まないとね、 と思って札幌駅で買って来た駅弁は2つ。
DMV(Dual Mode Vehicle)という、道路も線路も走れるJR北海道の新しい乗り物をモチーフにした弁当。3つのコップにそれぞれ異なる内容のミニごはんが入っている。DMVのカード入り。
2007年春の新駅弁グランプリだけあり、味もなかなかおいしい。酒のつまみにちょうどいい感じだ。
横から飛び出してるヒモを引っ張ると、生石灰と水による化学反応で熱々になるという仕掛けが入ってる弁当。
買った時は何も考えてなかったが、いざバスの中で食べようと思ったら、ちょっと不安になってきた。ものすごく蒸気が上がって火事だと思われたり、うまそうな匂いが車内に立ち込めて迷惑かけたりしないだろうか?
心配しつつも、紐を引っ張る。
予想以上の熱さにちょっと驚く。 ふたの隙間から熱々の蒸気が出てくるので普通には持ってられず、底の方に手を軽く添えて支える。
でもこれ、おいしそうだな。 説明書に従い、7、8分待ったところで
うん、ウマい。 肉は柔らかいし、味もいい。 何より、ごはんが温かくてホクホクしている。
冬の北海道らしい、いい駅弁だなーと思った。