キセロゲルとは
キセロゲルの説明をするためには、まずコロイドというものをわかってもらう必要がある。コロイドというのは簡単に言うと液体の中に分子よりも大きな物質が漂っている状態のこと。たとえば濁った川の水なんかがコロイドだ。
このコロイドは状態によって呼び名が変わる。最もゆるい状態、つまり液体の中で粒子が自由に動き回っている状態のコロイドを「ゾル」という。さっき言った川の水とか牛乳とか、ゾルだ。
そしてゾルよりも粒子に自由がなく、全体として均一な固体となった状態、これを「ゲル」という。ゆで卵やゼリーなんかが、ゲル。
そしていよいよ今日の主役、キセロゲルだ。キセロゲルはゲルから水分を抜いた状態のことをいう。
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