荒削りだが可能性を感じさせる粉、電柱粉
六本木ヒルズ粉よりも粒が大きく、ふぞろいである。白くて半透明なものもあれば、黒い固まりもある。焼肉屋さんのホルモン盛り合わせのようである。
白い粒も完全に透き通っているわけではなく、いまひとつ垢抜けきれてない。セレブになる可能性を秘めながらもいまだ原石の域を抜けておらず、逆にそこが多くの人のシンパシーを呼ぶことであろう。
電柱らしさと可能性を感じるいい粉である。電柱粉。建築粉の奥深さにますます引き込まれる。しかし、ヒルズ粉・建築粉と新しい言葉を1ページふたつペースぐらいで作っている気がする。
粉を探して街をあるく
ビル粉を集めるために、六本木〜新宿を歩いてみた。さまざまなビルを粉視点で観察してみると気づくことがあった。
粉が出るビルは少数派なのだ。例えばこの壁。
|