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フェティッシュの火曜日
 
「ストロー袋に水一滴」で生き物を動かせるか


 喫茶店で長時間ねばるとき、無意識にストローの袋をいじる人は多いと思う。私もその1人だ。丸めたりちぎったり濡らしてみたり、気がつくと、ストローの袋はもう原型をとどめておらず。

特に多くの人が経験するのは、くしゃくしゃにして脱がせた袋にストローで水を一滴たらして『わー、いもむしだー!』とはしゃぐことだろうか。あのいもむし感、そういや久しく感じていない。そんな手遊びにも目をくれぬほど、大人になってしまったのだろうか。

いや、大人なら、あの袋に一言、物申すべきではないか。あの形状に手を加えて「いもむしでない何か」がむくむく動くようにしてみたい。大人のやることなのかどうなのか。

乙幡 啓子



ひな鳥は生まれた瞬間これを見たら親と思うのか

あの「生きてる!生きてる!」とはしゃぐ心理は、いったい何だ。無機質のものに生命が宿るかのような動き。そこに人は魅了されるのだろうか、ということは置いといて実例をお見せする。



うずくまる静物。



わー動いた動いた!すでに自分で実験して映像を撮って自分で記事に載せているのに、見るたびにやはり「わー動いた!」と言ってしまう。くしゃくしゃストロー袋を目の前にしたとき、人はピュアになれる。

さて、この「袋」を、自作するのだ。え、今なんとおっしゃった?



この袋を、です。

このために新兵器投入。

もし見つからなければ自分の歯でと思いつめた

よく見れば、あの紙製のストロー袋、糊付けなどしていないように見える。薄い紙をギザギザしたもので挟んで、圧着しているようだ。

その上、確かに今回は「水たらして動かす」わけで、糊など使ってしまったら溶け出してエラいことになってしまいそうである。そこでだ。

昨今のエコ潮流に乗って出回るようになった「針のいらないステープラー」。あれ、いいんじゃないか?そう思ったが吉日、ネットで探し、一番本物に近い跡を残せる リヒト製「クリップレス」に白羽の矢を立てた。



ぐにーっと圧力。

おおおーこれだこれ。今後、ストロー袋制作の折にはガンガン使おう。

そして文房具屋で、一番薄くてコシのなさそうな紙を購入。買うとき店主に「あの、ストローの袋みたいな紙ありますか?」と聞いて買ったので、たぶん大丈夫だ。

さて図案である。ムクムクと動く何か、というのはこの世にいろいろあるとは思うが「ストロー入れる」という状況を考えると、そんなに自由度はないのだった。いや、ここまで来たらストローのことはもういいんじゃないか?いやストローあってのこの企画だろう、と薄い葛藤をしつつ、落ち着いたのは「へび」。



へび、描くぞー!!

へび、縫い(?)合わせるぞー!!


あまった端を切り取って、あの袋に近づける心意気で。

ケツからストロー注入「キャー!!」

実際は他にもいろいろ作成、さてロケ地はやはり喫茶店的な場所がいいだろうということで、町外れのカフェに向かった。


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