車両の停まりっぷりがすごい
基地鑑賞の目的が線路だとは言え、やはり基地は車両のためのもの。主役の車両たちが集合写真のようにズラリと並んだ光景は、基地鑑賞の醍醐味のひとつと言えるでしょう。
ただ、僕は車両について詳しくないので、たとえば珍しい車両が停まっていても、もしくは停まっているはずの車両がいなくても、基地としての魅力にはまったく関係ありません。そういう意味では、予備知識がぜんぜんなくても楽しめる鉄道趣味だと思います。
ちなみに、基地の中に停まっている車両の数は乗客の多さに反比例するので、朝夕の通勤時間帯に観に行けばガラガラの基地が、終電後の夜中に行けば満車の基地を観ることができます。
夜景がすごい
これはとても声を大にして言いたいことなのですが、車両基地の夜景は本当にすばらしい!
踏切や跨線橋があって鑑賞しやすい基地には、ぜひ夜にも出かけてみてください。レールが2本の光の線となって輝き、ため息が出るほどの美しさです。まだ知られていない穴場の夜景スポットが、どこかの車両基地に絶対にあると思います。
そういえば、夜景の場合は金網にレンズをピッタリくっつけて撮れば金網が消えるので、金網が邪魔でいい写真を撮れなかった基地もシャッターチャンス到来です。また、架線がほとんど気にならない、というメリットもありますよ。
基地内の仕事や設備がすごい
車両基地はただ留め置くだけでなく、点検、整備を行ったり、洗車をしたり、次の運用に備えて編成を組み替えたりする場所でもあります。つまり、普段利用する駅などでは見ることのできない、いわゆる舞台裏と言うことができるでしょう。そんな舞台裏の仕事も、場所によっては間近で眺めることができるのです。
どうでしょうか、車両基地の魅力、感じてもらえましたか?
もし気になった方は、ぜひこの写真が撮られた場所を探して行ってみてください。すべて立入り可能な場所からの撮影なので、誰でも見ることができますよ。
よろしくお願いします
というわけで、こんな表紙の本がそろそろ書店に並ぶ頃だと思いますので、ぜひ一度見てみてください。
この本のPRで、先日某新聞社の方に取材を受けたのですが、最後にひとこと「ということは、ダムはやめちゃったんですね?」。
いいえ、決してやめてません!というより、もはや人生ダムと心中する覚悟なので、今後ともよろしくお願いいたします。