仕事が忙しい。
ちょっとまいっている(ちょっとね)。こんなときは旅に出て、一度心と体をリセットしたい。すっかり頭をリフレッシュすれば、また明日から頑張れるのだから。
そうだ!今日は風の向くまま旅に出よう。 そう、風の向くままに・・・。
(榎並 紀行)
文字通り、風の向くまま行動します
風の向くまま、気の向くままに旅に出る―
そんなふうに、とくに目的地や予定を定めない気楽な旅。寅さんみたいに自由なひとり旅に憧れをもつ人も多いと思う。ぼくもそんなひとりである。
今日一日はそんな風来坊を気取って、ふらりと旅に出る。仕事とか人間関係とか日常のわずらわしさを置き去りにして。
風の向く方向を調べる装置を取り寄せた
風の向くまま旅に出るためには、必要なものがある。「精神的なゆとり」とか「まとまったお金」とかそういうことじゃない。
それは風向・風速計だ。風の流れていく方向と速度を計測する装置である。デジタル式の本格的な機械は値が張るが、今回は手頃な簡易式を取り寄せた。どうやら自分で工作するタイプらしい。
説明書によれば、下のスプーンみたいな部分が毎分の回転数で風速を割り出し、上の→が風の向きを示すという。
今回は、この装置が指し示す風の向きに従って旅をしていこうという趣旨だ。文字通り、風の向くまま旅をするというわけですな。