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ちしきの金曜日
 
 
林:
サイトのウェブマスター。今回の記事を作成。
鶴久:
マネージャー。当サイトを管轄。

本題に入る前に

林:今回の記事にはこっそりとニフティの宣伝を混ぜています(!)。 ついに資本主義の手先になったのか?その経緯をマネージャーの鶴久さんに説明してもらいましょう。
鶴久:やな感じの登場のしかたじゃないですか。
林:そんなことないですって、蟹工船でいえば作業監督のイメージです。
鶴久:悪意はスルーしまして…偉い人から「デイリーもちょっとは家の仕事を手伝ったらどうか」というようなことを言われまして、
林:19ぐらいの時、毎日寝てたら父親に同じようなこと言われました。
鶴久:うちも商売やってるんだから、せめて手伝えと
林:ぜんぜん構わないですよ。僕が本気出したらびっくりしますよ。
鶴久:いいんですか?
林:でも、いっていかにも宣伝!というちょうちん記事は無理ッス。嘘ってすぐにばれるし、たぶん面白くないッス。
鶴久:ああ、読者的にも面白くないと
林:いや、おれが。書いてて面白くない。
鶴久:………。
林:記事と宣伝を両立させる秘策があります。いちど試してみたかったんですよ。
鶴久:さすが林! よーし、じゃあそれだー!
林:って僕が勝手にセリフ書いちゃいました。
鶴久(本物):いいですよそれで。
鶴久(林):いいですよ〜それで〜
鶴久(本物):変なところに長音いれないでください。今回のお題はこれです。

鶴久:アットニフティストアの母の日です。
林:母の日はプープーテレビのDVDでキマリ!
鶴久:記事との両立ってそれ?
林:いまのは軽いジャブです。ではここからは通常の記事です。どうぞ。
鶴久(林):♪たのし〜み〜だなぁ〜

 


どうしてこんな路線図ができたのか

東京の西側、多摩湖周辺にやたらと電車が走っている。 しかもどれも西武鉄道なのだ。

調べてみると戦前に多摩湖が行楽スポットとして人気があり、そこに行く観光客を乗せるためにいろんな鉄道会社が路線を敷いたためらしい(そしてその鉄道会社が合併・買収の結果、すべて西武鉄道となっているので不思議感が増している)。

戦前とはいえ人気の行楽スポットが多摩湖である。湖と名はついているが人工のダム湖だ。正式名称は村山貯水池。

当サイトでは人気のダムだが、戦前に電車路線を作ってしまうほどの人気スポットだったとは。多摩湖はそんなに楽しいところなのだろうか。戦前気分で訪れてみればそのときの気持ちが分かるかもしれない。(林 雄司



電車に乗っていきます

村山貯水池の完成は昭和2年。昭和4年発行の「新版 大東京案内」(今和次郎)には

東村山にある貯水池は東京市三百万の市民を養ふ水道の水源である。上下二つに分かれ周廻四里の大貯水池である。ここに村山公園を置き、貯水池を巡って天然公園を設けられてゐるので、春秋ここに遊ぶものが漸く(ようやく)多くなってきた

とあるので、できて早々に人気スポットになっていたようだ。戦前のイメージで着流しで出かけてみた。

父親の若い頃そっくりで驚く


要は花見なのだろうか

前述の本で春秋とあるので、ダムを見に行っていたのではなく、花見だったのかもしれない。いまも多摩湖は桜のスポットである。

多摩湖に近い西武遊園地駅を降りるといきなり桜と和菓子屋があった。和菓子屋さんには饅頭がならんでいる。花と饅頭。これこそ戦前の行楽だ。


DSCN2687.JPG

桜を見に多摩湖まで出かけて候

DSCN2687.JPG

戦前の人もこの桜を見たのか


慣れない和服に苦労しながらダムの堤防部分を登ると水面が見えた。80年前の人気スポットである。

湖は思いのほか広い。立派な湖である。空が広くて壮観だ。動きにくい和服が逆に景色のありがたみを増した。きっと80年前の人もそうだったに違いない。


レンガ造りの取水塔


やっぱり記念写真はこの取水塔だろうか。きっと昔の人もここで写真を撮ったに違いない(と思って帰ってから調べたらこの取水塔は昭和48年完成だった。見た目のわりに意外に新しい)。

昔の人は写真を撮るときにかっこつけるものなので、僕も気どって写真を撮ってみた。


多摩湖の花見を堪能して候




 

鶴久:はい、ちょっとまってー

鶴久:こっそりと混ぜているって冒頭に書いてましたよね
林:気づきました?

DSCN2687.JPG

UMAじゃなくて宣伝です

林:バナー広告です。
鶴久:看板作ったんですか。工藤さんまで連れて行って
林:記事の写真のなかにさりげなく宣伝を入れるという手法です。ほら、ドラマのなかで登場人物が特定のキャリアの携帯使っていたりとか、そういうの。
鶴久:携帯はストーリーのなかに出てくる必要があるけど…
林:しかもこれクリックできるんですよ。
鶴久:ほんとだ。
林:職人が1枚1枚丹念にクリックできる範囲を設定しています。
鶴久:職人というか、林さんがでしょ。
林:こんな感じで広告を入れていきます。でも僕が多摩湖を愛する気持ちに偽りはありません。両立!
鶴久:大丈夫かな(ズボンをおろしながら)
鶴久:人の発言にへんなかっこ書きを追加しないでください。

林:すいません

 

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