デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ


フェティッシュの火曜日
 
黒くてサクサク、金沢カレーの世界

この黒さ

みなさん、カレー好きですか。僕はまあまあ好きです。

「まあまあ好き」というのはどのくらいかというと、食べものの中ではかなり好きな部類で、週2回くらいは食べたい程度だ。でも世の中の「カレーすごく好き」を自称する人たちはきっとそんなものではなかろう、できることなら毎日朝昼晩カレー、信濃川を流れる水も太平洋の海水も全部カレーならいいのに、とつつねづね考えていることだろうと思い、そんな人たちに比べたら僕はとても…という意味も込めて「まあまあ好き」だ。

そんなカレー好きのみなさんに今日はとっておきの情報をお持ちしました。なんでも、金沢のカレーはひと味違うそうなんですよ。

 (text by 石川 大樹



これが金沢カレーだ

あれこれ説明するよりも、まずは写真を見ていただこう。


これが金沢カレー

普通のカレーとの違いがわかるだろうか?ぱっと見で明らかにわかる特徴がいくつかあると思うが、あとで僕が詳しく説明するのでまだ言わないでください。(この写真は金沢カレーを説明するためではなくて、記事の最初に食べものを見せて読者の心を掴むためのものです)

今回は、このカレーを食べに金沢まで行き、4つのお店で食べてきた。そして、記事の最後には、元祖金沢カレーといわれるお店でのインタビューもある。これがかなり「なるほど!」度の高いお話が聞けたので、カレー好きの方はぜひそこまで読み進めていただけたらと思います。

 

 

歴史を感じさせる看板

カレーはこの店がいちばん黒かったです

いきなり定義から外れますが、ここの食器は先割れスプーンでした

ターバンカレー

まず最初に訪れたのは、こちらのターバンカレー。日曜のお昼を少し過ぎた時間だったが、小さな店内はお客さんでいっぱい。家族連れなんかもいて、地元での金沢カレーの愛されぶりがよくわかる。

ここではいちばん基本形っぽい「ターバンカレー(中)」を注文。出てきたのはこんなカレーであった。(左下の写真)

 

金沢カレーとは

さっきはもったいぶってしまったが、カレーの実物も登場したことだし、ここらで金沢カレーの特徴を説明してしまおう。

・カレーの色が濃く、どろりと濃厚

・カレーは全体にまんべんなくかける

・キャベツが載っている

・フォークで食べる

・皿はステンレス

以上が金沢カレーの特徴だ。ルーはもちろん、盛り方から付け合わせ、食器にいたるまで、いちいち独特。一見、雑多に思えるこれらの特徴には実は理由があって、それがわかるとすべての点が線につながって「おおっ」っと思うのだが、それは記事終盤のインタビューにて。まずは一口目。いただきます!

 

思ったより「いいもの」なカレー

 金沢には独自のカレーがあると聞いて、B級グルメというかジャンクフード的なものかと思っていた。

 しかしいざ一口食べてみると、真っ黒いカレーはよく煮込まれていて、コクがある。具はすべてカレーの中にとけ込んでいて、形が残っているのは肉くらい。洋風の煮込みカレーに近い感じで、思ったより「いいもの」感のあるな食べ物だ。いい意味で予想を裏切られた感じ。


ん、意外な味。自分撮りのため中心ずれててすみません

キャベツとカレーが合う

キャベツはどう食べたらいいかわからなかったのでお店の人にきいてみた。「カレーと混ぜる人もいるし、そのままでもいいし、好きずきだねえ」との返事。

まずは別々に食べてみる。カレー→キャベツの順に食べると、カレー一色となった口の中に、キャベツのみずみずしさがさわやかに広がる。リフレッシュ。そして新たな気持ちで次のカレーを迎えられる。あ、これはうまい。

次に混ぜて食べてみる。カレーのおいしさに、シャクシャクした気持ちのいい食感が加わる。あ、これはうまい。

個人的には、今回の取材で最大の発見は、この「カレーにキャベツが合う」ということでした。家でもやろう。


キャベツは混ぜて食べても別に食べても違ったおいしさが
あっというまに完食いたしました

金沢カレー、最初のひと皿目で感じたのは、キャベツとカレーの組み合わせのすばらしさであった。うん、金沢カレー、なかなかいいものだな。そう思った。

 魅力1:キャベツがカレーと合う


しかしそれだけでは終わらない。このあとも行く先々で続々と金沢カレーのよさを見いだすことになるのです。

 

 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation