僕は人類と言うより菌類と言った方が合うへにょへにょな感じの見た目なのだが、 それは特に肩がなよっとしたなで肩であることが大きい気がする。
世間から舐められないためにいかつい肩になってみたいと思うが、 だからといって肩パッドなんかは入れたくない。 それだと常にいかつい人間になって普段会ってる人まで威嚇してしまいそうだからだ。 肩の形にもTPOは踏まえておきたい。
いかつい&なで肩をスイッチ一つで自在に変えられるように出来ないものだろうか。
(小柳 健次郎)
身体を大きくすると言えば風船
まずデフォルトでなで肩なのでそれをいかつい肩にする方法を考える。 いかつい肩というのは単純に考えて肩がかなり上の方にあるということだろうか。
そういえば小さい頃、シャツの中に風船を入れて巨乳とか言って遊んでた。 それを応用すればいかつい肩になれそう。
見た目を強そうにしたいのに方法が巨乳の応用というのは気になるが、 誰にもバレなければ問題ない(ここに書いちゃってるけど)。
愉快じゃない方の風船おじさん
以上のようにものすごく簡単な作りのいかつい肩マシン1号。 左右の肩に装着してみると、なで肩以上にみっともない姿でがっくりくる。 これでうまくいかなかったら左の写真は単にゴミを肩に付けた人だ。
無理やり付けたキャプションが追いつかないほどどうしようもない。 ビートたけしの物まね(肩だけ)か。
原因は風船の空気を止める機構がないからだ。 パイプから空気漏れまくりで、どんなに膨らましてもすぐ空気が抜ける。 なんとかセルフタイマーで右肩だけ膨らんでる瞬間を激写できたのが上の写真です。
そして空気が抜けてるときは「ブ、プゥー」と間抜けな音をまき散らかしていた。
2号はバネ方式
といっても風船を結んでしまうといかつい肩の状態から変われなくなり、スイッチ一つで なで肩と交互に変化するという目的から外れてしまう(そもそもスイッチでもなかった)。
なので風船はあきらめて別の方法を考えることにして なにかないかと家の余り物を探ったところ、バネを見つけた。
バネと言えば上下に伸び縮みする物の地球代表である。これを使えばなんとかなるかもしれない。
相変わらずそのままの見た目は救いようのなさ。 これで上着を着てみたらどれくらいいかつくなるだろうか。
いまいちよく分かんない違いだけど、 矯正後の方が自信に満ちあふれてる気がしますよね。
今度はなで肩に戻れない
このいかつい肩マシン2号は1号と違い、デフォルトでいかつく、 糸を引っ張ることにより元のなで肩に戻る仕組みになっている。 少なくともそう考えて作った。
いや動くには動くけど全然なで肩に戻らない。 肩の後ろ側が微妙にピクピク動くだけ。
原因はバネの力が強くて段ボールがちっとも下がらないことにあった。 どんなに強く引っ張っても写真の状態が限界で、これ以上引っ張ると壊れる。というか壊れた。