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フェティッシュの火曜日
 
区営の釣り堀は無料とか30円


フィッシュオン!

東京都の各区がおこなっている区営のサービスには、図書館、保育園、住宅など、区民の生活に必要不可欠なものが様々あるが、マニアックなところで区営の釣り堀というのもあるらしい。

区が運営する釣り堀。どうにもピンとこない行政サービスだが、そこの区民じゃなくても利用できるみたいなので、江東区と墨田区にある区営釣り堀を3か所ほど回ってみた。

予想以上のパラダイスでした。いや、本当に。

玉置 豊



豊住魚釣場は江東区のハワイだ

区営釣り堀巡りということで、まず最初にやってきたのは、江東区にある豊住魚釣場。「魚釣場」という名前がかっこいい。しかも豊住。私の名前は豊。「豊が住む魚釣場」。これは興奮せざるを得ない。

よく晴れた平日の朝、通勤ラッシュの電車を釣竿持って乗り継いで、最寄り駅である東西線の東陽町駅からビルの立ち並ぶ大通りを歩くこと10分、江東区役所の先にそれはあった。


急に視界が開けたと思ったら、川沿いに現れたパラダイス。

鏡のように穏やかな川のすぐ横にあるプールには、色とりどりのパラソルの花が咲いている。そしてその手前には巨大なシュロの木。あのプールが豊住魚釣場なのか。

川と釣り堀とシュロの木。これがもし、海とプールとヤシの木だったら、それはもうハワイだ。その昔、熱海が「東洋のモナコ」と呼ばれていたという故事に習うなら、ここ豊住魚釣場は、「東洋のハワイ」といってもいいのではないだろうか。

ごめん、いいすぎました。「江東区のハワイ」くらいでお願いします。釣れる魚はコイとヘラブナらしいけど。

 

釣り堀なのに完全無料

この豊住魚釣場、区営のため入場料がなんと完全無料。釣り堀なのに普通の川や公園と同じく、道路と入口がシームレス(営業時間外は入れません)。どうやらこの釣り堀は、公園の延長線上として区が管理しているようだ。

釣り堀といえば一時間いくらの有料施設というイメージが強いので、この「釣り堀なのに受付がない」という事実に強い違和感を感じて、入口付近でおろおろしてしまった。私は江東区民じゃないので、なんだか申し訳なく100円くらい払わせてもらいたい気持ちだ。


江東区民のための施設ですが、江東区民以外でも入れます。 土日っぽい格好ですが、取材は平日におこなわれました。

さすが無料だけあって、まだ朝の九時過ぎだというのに、釣り堀の周りには、あきらかに常連さんとわかる釣り人達がけっこういる。

客層は予想通り年配の男性方がほとんど。ほぼR60。管理人の方に聞いたところ、平日に来ているのはだいたいここの常連さんで、ほぼ毎日通っている名人も多いとか。土日には家族連れなども来るらしいよ。

いいなここ。私がもしこの近所に住んでいるおじいちゃんだったら、弁当と麦茶を持って毎日通うことだろう。そんな老後を目指してがんばって今のうちに働いておこうと思った。

 

釣りのルールと必要な道具

この豊住魚釣場、無料施設だけあって普通の有料釣り堀と違い、道具類のレンタルや販売が一切ない。管理人はいるのだが、売店とかがまったくないのだ。あるのは池と魚だけ。商売っ気なし。

そのため竿から餌から全部の道具を自分で持ってくる必要があるので、まったく釣りをやったことがない人にはちょっとハードルが高いかもしれない。

以下、参考までに今日持ってきた道具達の紹介。ここにいる魚はヘラブナとコイなので、それに合わせた道具が必要になる。ヘラブナ釣りは道具に凝りだすといくらでもお金が使える趣味なのだが、身の丈に合わせて底辺レベルで揃えてみた。


家にあった竿。5.4メートルと長すぎたので、竿先3メートルだけ使用。竿の“調子”がめちゃくちゃになるけど。 ヘラブナ用のウキ。オールプラスチックで230円。ちゃんとしたのは数千円する。

針はヘラブナ用のスレバリを使うのがルール。スレバリとはカエシのない、すぐ外れる針のことです。 ヘラブナ用の練り餌。マッシュポテトみたいなものなのだが、適当に買ったらイチゴの香りがして驚いた。

これら以外に、糸とかオモリとかハサミとかゴム管とかボールとかの小物が必要なのだが、ここでは説明しきれないので、もし興味があれば釣り具屋さんへゴー。安いやつなら3000円くらいで揃うはず。糸の結び方は、チチワというのだけ覚えればとりあえず大丈夫。

釣り堀でわからないことがあったら、話好きっぽいベテランさんに聞けば、みんなやさしく教えてくれる(はず)。私の経験だと、3人に聞いたら5人は教えてくれる(聞いた人以外も教えてくれるので)。


ピリピリした空気の釣り場ではないので、常連さんに聞けばいろいろ教えてもらえます。 ここの基本ルール。まずは自転車の盗難に注意だ。釣りの話じゃないけれど。


 

ゆかいな釣り対談 「Fishing Talking」 Vol.1

今回の釣り堀取材には、編集部から安藤さんに同行していただきました。釣り初心者の安藤さんですが、区営釣り堀でのヘラブナ釣りは楽しめたのでしょうか。

安藤:
当サイト編集部員。釣り経験はほぼナシ。
玉置:
当記事ライター。釣りは昔から好きだけどヘタ。

玉置 安藤さんは「検索で大物を釣り上げたい」という企画以来の釣りですよね。
安藤

ええ。ようやくあの時に買った釣竿の出番がきました。コイなら子供のころに釣り堀で釣ったことがあります!

玉置 ここの釣り堀はヘラブナとコイがいるみたいなので、ばしっと釣ってやってください。でも安藤さんの場合、持っている竿がモリとかヤリに見えますね。
安藤 そうですか?でもモリで突いた方がはやい場合もありますよね、って釣り堀ってそういう所じゃないはず。ぼく、住んでいるのが海の近くなんで、ぜひ釣りを覚えたいんですよ。いまいち趣味がない人間なんで。
玉置 趣味、いっぱいあるじゃないですか。サーフィンとかマラソンとか綱引きとか。とりあえず今日はヘラブナ釣りというちょっとマニアックな世界ですが、よろしくお願いいたします。
安藤 お願いします。でかいコイ釣ってやるぜ!
  つづく

 

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